第147話白雪の ところもわかず ふりしけば
しがの山ごえにてよめる
紀あきみね
白雪の ところもわかず ふりしけば いはほにもさく 花とこそ見れ
(巻第六冬歌324)
※ところもわかず: 場所を選ばず、一面に。
※いはほ:大きな岩
白雪が、どこでもかまわず一面に降り積もってしまったので、頑固な大岩にも花が咲いたかのように見えてしまいます。
※紀あきみね:生没年不詳。「寛平御時后宮歌合」(892年頃)に、「夏山に 恋しき人や 入りにけむ 声ふりたてて 鳴く郭公」が採られていることから、9世紀後半の人と思われる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます