従姉妹に顔面偏差値30と言われた俺だけど、何故か休み時間の度に学校の美少女達が囲んでくる

ごま塩アザラシ

第1話 トラウマ製造

俺が15歳、中学3年生の夏だった。

俺は年上の従姉妹であり、超美人な舞と唯にとある質問をした。


「舞ねえと唯ねえ、俺って顔面偏差値どれくらい?」


俺はそこそこ自信があった。

バレンタインは少しだけど貰えるし、女子の友達もいる。

60くらいかなぁって思ってた。


「晋也なら30でしょ」

「うん。だって晋也だしね」


希望は砕かれた。

現実は残酷だ。


俺は絶望しながら部屋を出る。

今まで良いと思ってたのは幻想だった。

俺はナルシストだったのか……


なんか後ろで舞ねえと唯ねえが何か話しているけど無視した。

もう聞きたくない……

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