この作品は”正義の味方である勇者が悪の象徴である魔王を倒し、世界が平和になったのです”というオープニングで始まりながら、いい意味で裏切られる展開を見せてくれます。序盤の展開がどこかの世界の抗争のようでやや癖が強いのですが読み進めていくと隠された真意が判明します。散りばめられた伏線が見事に回収されるのです。理不尽な存在である神によって、人は振り回されるだけの存在ではない。ちょっと深いくものを考えたい、そんな体験をしてみたいあなたに是非!