約束と未来

約束は

破るためにあるんだと言ったあなたの

いたずらっぽい笑顔が

今も目に焼き付いている


指切りをしても

絶対だよと言っても

その言葉が頭の隅にちらついて


約束だと言ったのはあなたなのに

その意味を無くしたのもあなた


縛りたくないと言って

縛られたかった言葉の鎖を

あなたが断ち切る呪いをかけた


だから約束はしない

だから一方的に誓わせてほしい


あなたと歩く未来を

捨てたりしないということを

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