約束と未来

約束は

破るためにあるんだと言ったあなたの

いたずらっぽい笑顔が

今も目に焼き付いている


指切りをしても

絶対だよと言っても

その言葉が頭の隅にちらついて


約束だと言ったのはあなたなのに

その意味を無くしたのもあなた


縛りたくないと言って

縛られたかった言葉の鎖を

あなたが断ち切る呪いをかけた


だから約束はしない

だから一方的に誓わせてほしい


あなたと歩く未来を

捨てたりしないということを

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る