第21話 臨時記号

前回、調号の説明をしました。調号は、いつもその音はシャープか、フラットでという指示ですが、調号ではなく、臨時記号という記号もあります。臨時記号は、楽譜では途中に、音符の左に書いてあり、その音符から1小節終わるまでだけ有効な記号です。短調では、よく、音階の7番目の音に、半音上げる臨時記号を使って導音にしたりします。6番目の音にも、よく臨時記号が付きます。ところで、シャープ、フラットの他にも、記号があります。ナチュラル、ダブルシャープ、ダブルフラットという記号もあります。ナチュラルは、臨時記号で使われますが、白鍵に戻すという記号です。ダブルシャープは、全音上げるという記号です。シャープは半音上げる記号、ダブルシャープは全音上げる記号です。フラットは半音下げる記号、ダブルフラットは全音下げる記号です。シャープ、フラットが付いていてもピアノの黒鍵とは限りません。例えばミのシャープは、白鍵のファです。ミの半音上は、ファなので。

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