第18話 導音

短調の導音について説明をします。導音というのは、読み方はどうおん、導く音と書きます。短調と、長調にも導音があり、それは音階の、下から数えて7番目の音、つまりハ長調ではシの音、ドのすぐ下の音です。短調の導音には特別な性質があり、半音、臨時記号を使って音程を上げなければいけないという性質があります。どういうことかというと、例えばイ短調、ラシドレミファソラの音階の7番目の音、ソがポイントの音なのですが、実際に曲に使われる時は、ソにシャープを付けて半音上げて使われることが多いということです。ソにシャープを付けた音のことを、イ短調の導音といいます。他の短調を例にとると、例えばハ短調だと、全音、半音、全音、全音、半音、全音、全音の間隔にする為に、ミとラとシにフラットを付けて半音下げるのですが、7番目のシの音は、一旦フラットは付いているものの、それを、楽譜上では、使う度に、ナチュラル記号という臨時記号を使って、半音上げて、つまり、普通のシにして、使うことが多いということです。ハ短調の導音は、シのことです。シのフラットは、短調の基本の調子を保つための音ですが、実際の曲では、導音である白鍵のシが、よく使われます。

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