4度の音程、5度の音程の説明です。4度、5度には、長と短は付きません。4度と5度は、長と短を付ける代わりに完全4度、完全5度といいます。完全4度と完全5度は、固い感じの響きがします。短3度は暗い感じ、長3度は明るい感じ、完全4度と完全5度は固い感じです。でも、4度、5度でも固い感じのしない4度もあります。ドとファを同時に弾くと完全4度なので固い感じがしますが、ファとシを弾くと、固い感じではなく、変な感じがします。ハ長調で下の音を白鍵で弾き上の音を4つ目、つまり4度の音程で弾くと、ドとファ、レとソ等、固い感じがしますが、ファとシだけ、固い感じではなく変な感じがします。だから、ファとシは、完全4度ではなく、増4度、読み方はぞうよど、増は、増えるという字です。ファを下の音にして上はシのフラットにしてつまり半音狭めると、完全4度になり、固い感じの響きになります。それでは5度ではどうなるかというと、ドとソ、レとラ等、固い感じの響きがする完全5度が、ハ長調で下の音を弾くと殆どなのですが、シとファだけ、変な感じがします。シとファは、完全5度より幅が半音狭いので、減5度、読み方はげんごど、減は減るという字です。シの5度上のファの白鍵は減5度です。ファを、シャープを付けてあげて、半音上げて、シとファの間を広くすると、完全5度になり、固い感じの響きになります。