第25話変質者的妹2
「お兄ちゃん!ダンジョンに行こう!」
食後すぐに妹が意味不明ではないが、めんどくさそうなことを言ってきた。
「俺はいかんぞ」
というか家から出たら、本当にきついからな…この職業のせいで。
「知ってるよ!」
「知っているならなんで?」
「ワタシがお兄ちゃんとパーティーを組んで、ダンジョンの入口で待ってるからパワーレベリングをする。」
「それは天才だな」
「でしょー」
でしょーと言われても、考えれば誰にでもわかることだが…
というかこれで疲れるの俺達だけじゃん。こいつはダンジョンに入ってすぐで、ごろごろするだけだろ。
「ではお兄ちゃん!早速ダンジョンに行こう!」
「はいはい」
俺はできる限り近いダンジョンを選び、そこに挑戦した。
〚幽霊船253号〛スタミナ5
難易度2・推奨レベル50
クリア報酬(ガチャチケットの破片*5,G5000,)
入手可能アイテム(カード)ゴースト・レイス・船員ゾンビ・魚ゾンビ・《怨霊》海賊団団長(レア)
(魔石)初級・中級(レア)
(アイテム)⚓錨・レイピア・生肉
お化け屋敷シリーズの船バージョンだ。
敵は主に死んだ魚で、臭いらしい。(ウェブの書き込み)
腐った魚の匂いなので、いうなれば…というか普通に残飯の匂いがするらしい。
だが、このダンジョンがここらへんで一番近いダンジョンなので、妹も一緒に挑戦できるとおもい、このダンジョンにした。
わざわざ臭いダンジョンにしたのは、ただの嫌がらせだ。
『ダンジョンに挑戦しますか』
〚YES.〛〚NO.〛
「〚YES〛」
「お兄ちゃん、なんかダンジョンに挑戦しますかって出た!」
パーティーを組んでいたら一緒にダンジョンに挑戦できるのか?
「とりあえず承諾してくれ」
「分かった!」
突然目の前に居た花音が消えた。
『お兄ちゃーん』
「ここから見えるのか…」
スキルの画面に、妹である花音の姿と、俺のモンスターが2つの画面に写っていた。
おそらく「俺」の画面と、花音の画面は別で表示されるのだろう。
これが2プレイか…そう思いながら、モンスターに指示しながらダンジョンを進んだ。
ぶっちゃけホムンクルスと、ドラゴン以外はただのお荷物でしかないので、他のモンスターには花音の護衛兼遊び相手をしてもらい、グローホムンクルスと、ドラゴンで2手に分かれて、ダンジョンの攻略を開始した。
ちなみに花音は1階層にある部屋をみんなと見て回り、きれいな部屋がないのか探していた。
枕を片手に…
『お兄ちゃん臭いんだけど…』
「気にするな」
『お兄ちゃんしりとりしよ』
「分かった」
『食べ物縛りね。りんご』
「ゴリラ」
『ゴリラ食べるの?』
「この世界にあるものは毒さえなければ基本食える…と思う。俺は食わないけど」
『ランボルギ➖ニ』
「それこそ食えるのか?」
『そういう人もいるんじゃない?』
「流石に無機物は食えんだろ」
◆
『お兄ちゃん暇』
「今ボスだからちょっとまって」
『リョ!』
次からはゲームを持っていくと決意した妹であった。
_________________
遅れてすみません
アイデアが思い浮かばなかったのと、宿題のどちらかのせいで遅れました。
個人的にはイップスがおすすめです。
(イップス)精神的な原因などによりスポーツの動作に支障をきたし、突然自分の思い通りのプレー(動き)や意識が出来なくなる症状のことである。
参照Wikipediaー
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