真夏の肝試し
第12話真夏の肝試開始
00時00分俺はためておいた魔石を1000個消費してじぶんだけのクランを作った。
クラン名は『穹蒼』(大空(弓形で青く見えることから))だ。俺の名前が蒼空なのでそこから連想して作った。
クランの機能はクランのショップが利用できることと、入手した経験値の一部がクランに入ることはアップデート情報を見ればわかるが、クランに所属している人がアイテムを売却してptを入手するとその一割がクランの資金として徴税される。
このptはクランのショップで利用できる。
売っているものはクランのレベル依存のようで、はっきり言って今はゴミしか売っていない。
いや、魔石だけはゴミでは無いか…1個100ptと高級品だが…
資金を集めるとクラン資金を10000pt消費して特別なステージに挑戦できる用になるようだ。
24時になったので俺はゲームプレイを発動させイベント対象の中級ダンジョンに挑戦した。
〚お化け屋敷413号中級〛スタミナ5
ダンジョンの内部は灰色の地面に壊れた気でできた壁でできている。
グローホムンクルスに破壊を頼んだが、壁を破壊することはできなかった。
さすがダンジョン。
中級なだけあって、モンスターの数も多く次の階層までの道のりも長い。
モンスターはグローホムンクルスが強すぎるせいでだいたい2〜3回ほどで倒せている。
中級のステージはそこまで簡単なはずではないと思うんだが…
襲いかかってくる2体のゾンビのお腹を横薙ぎに蹴り飛ばして、1体ずつ首をはねていく。
はっきり言って他のモンスターは一切役に立っていない。
リッチが戦おうとしていたが、相性というのもあるのか攻撃が全然効いておらず、5回ほど魔法を使いようやく倒せた。
こう考えたら中級のモンスターは強いのかもしてない。
だがいかんせん効率が悪い。
今、8階層に入るが、ここまで来るのに4時間かかっている。
もう少しで日が明けそうなのではよ攻略したい。
ここまでで
グローホムンクルス⇒16
ドラゴンエッグ⇒35
リザードマン⇒26
リッチ⇒27
ゴブリンシャーマン⇒34
レア度によってレベルのあがり方が違うようで、ここまででだいぶレベルの違いが見えてきた。
ゴブリンシャーマンは一切役に立っていない。
している仕事といえばドラゴンエッグの運搬だ。
◆
もう3時間ほどして…
ダンジョンの最下層までたどり着いた。
中級ダンジョンは全部で15階層あり、10階層に1つ宝箱があり、その中から〚鉄の剣N〛が出た。
とりあえず次からはこの鉄の剣を装備させよう。
グローホムンクルスが扉を開けて中に入るすると中にボスであろうリッチがいた。
「リッチ…弱いな…」
パーティーにリッチがいるが、活躍しているのを見ていないし、攻撃力もあまりなく、搦手が得意だが、決定打がないせいで敵を倒すのが苦手でどちらかと支援タイプのモンスターなのにボス…
グローホムンクルスに命令して、攻撃させる。
リッチが真っ黒の杖を使って防ごうとするが、うまく防ぎきれず、5メートルほど吹き飛ばされる。
ステータスの差を使った攻撃のラッシュがリッチに降り注ぐ。
リッチに攻撃がもろで当たり始める。
攻撃がもろで入り、リッチが倒れた。
リッチの身体から、黒い瘴気が溢れ出る。
周りから、スケルトンが5体現れる。
「あれこれって、ボーナス!?(注:違います)」
リザードマンに指示してスケルトンを吹き飛ばす。
そこに追い打ちをかけるようにグローホムンクルスが連撃を食らわせて、スケルトンを倒す。
『ダンジョンをクリアしました。20pt入手しました』
『ダンジョン挑戦中に238対のモンスターを倒しました。238pt入手しました。』
『累計ptが100になりました。魔石10個入手。
累計ptが200になりました。クラン経験値100入手しました。』
『只今のランキングはローカル1位世界1位です。』
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