『レヴィアス』プレイレポート(小説風)

タオ・タシ

ゲームの紹介

 これは、ボードゲーム『レヴィアス(LEVIATH)』のプレイレポートを小説風にしたものです。前作である『ボルカルス』の約7か月後という設定で、今度は巨大魚類と推定される怪獣が暴れるのを、人間がいかに抑え込むかというものです。前作ではMakuake先行予約特典の特殊イベントカードは使用しませんでしたが、今回は混ぜて使用しました。理由は後ほど。


 まずはゲームの説明から。

 ゲームは2人から5人までで遊べます。沖縄の在日米軍基地ホワイトビーチの沖を舞台に、1人が怪獣レヴィアス役、残りの人が人間側としてプレイします。今作では、『ボルカルス』にあった人間側の職業設定はありません。前作が『シン・ゴジラ』風だったので変えたこともあるだろうし、プレイの簡素化を図ったとも思われます。この簡素化による功罪は後ほど書きたいと思います。


 Day1から始まってday4まで続くこのゲームの勝利条件は、以下の通りです。

〇レヴィアス

①水没エンド……津波攻撃などで、陸地マス5つ(AからEまで)に4つ目の水没タ

        イルが置かれたとき

②全滅エンド……海洋マスにある船の数がゼロになったとき

③時限エンド……人間側のアクションカードを裏向きにして積んである山札が尽き、

        アクションボード上にGAMEOVERが現れたとき

〇人間 捕獲エンド……怪獣の潜伏するマスが機雷タイルで取り囲まれ、怪獣が通常

           の方法で移動できる隣接マスがなくなったとき

 いきなり用語乱発で申しわけありませんが、このようになります。


 次に、ゲームの流れを説明します。

 人間のターン→レヴィアスのターン→人間のターン→レヴィアスのターン→…というように、人間とレヴィアスが交互にプレイします。

 ちなみにこのゲーム、人間側にいわゆる「海戦ゲーム」方式を採用しています。つまり、人間側はソナーや機雷を使用しない限り、あるいはレヴィアス側が船コマへの補色攻撃あるいは津波攻撃を行わない限り、レヴィアスが今どこにいるか分からない仕組みなのです。

 反対に、レヴィアス側には人間側の布陣も、行動も筒抜けです。非対称型、というやつですね。

 さて、人間側はまず船の移動をゼロから2マス行います。2つの船を1マスずつ動かしてもよいです。

 次に、手札を1枚使用するか1枚捨てて船を追加移動するかを選択し、実行します。

 最後に山札から手札を1枚補充して、ターン終了です。

 レヴィアス側が行える行動は1つだけ。沈黙(エネルギー+2)、捕食攻撃(+3)、移動(△2)、津波攻撃(△3)、進化能力(カードにより指定)、この5つのうち1つです。したがって、レヴィアス側の戦略としては、

①適度に沈黙と捕食をしながら逃げ回って時限エンド

②捕食でエネルギーを補給、移動してまた食って、全滅エンド

③とにかくエネルギーが溜まったら津波攻撃で水没エンド

ということになります。

 一方人間側としては、機雷をばらまく、この一点しかないでしょう。さて……

 では、レヴィアス対人間たちの戦いをお楽しみください。

※文中の【】内は前作と同じく、ゲームの解説兼メタネタです。これ一応プレイレポートですので。

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