第17話- 呪術

髪切ってあげようか?大分伸びてきたから。


優しい言葉にのせられて、髪を切ってもらったら、それこそ相手の思う壺。


たったそれだけで、もう手遅れだ、大事な品物を渡してしまうのだから。


いつか逃げ出そうとするときに、使える用に大事に残されているんだよ。


誰にも気付かれ無いようにして。

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