冒険

第1話

「トムソーヤの冒険」

マーク・トゥエインの児童小説だ。

映画やアニメにもなっている。

子供のころは、この作品は冒険していないと、タイトル詐欺という意見もあった。

俺も、そう思っていた。

でも、大人になり、それは間違いだと気付く。

彼らは、立派に冒険をしていた。

何も、探検ばかりが冒険ではない。

冒険というのは、新しい事を発見することなのだ。

子供というのは、毎日が新しい事の発見の連続。

自分の人生において、新しい事を経験すれば、

それは、立派な冒険なのだ。

大人になると、その新しい事の発見が少なくなる。

学習はしているのだが、引き換えにわくわくどきどきが、少なくなる。

でも・・・

わくわくどきどきの、心があれば、立派な冒険者なのだ。

大人になっても、どこかに新しい事がまだ、埋まっている。

それを、掘り起こすのは財産となり、宝なのだ。

さあ行こう、冒険へ・・・

新しい何かが、待っている。