『嵐を目指して』
やましん(テンパー)
『嵐を目指して』
向こうの空には
真っ黒な雲が沸き上がる
あの下は、激しい嵐だろう
しかし、ぼくは、ゆくのだ
あの下には、彼女がいるから
真っ黒な雲は、地上のすべてを
巻き上げる
そうして、叩きつけるのだ
ぼくは、気がついた
あそこには、彼女はいないだろう
でも、ぼくは、他に行く場所はない
ぼくは、嵐を目指して行く
……………………
『嵐を目指して』 やましん(テンパー) @yamashin-2
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます