第48話 逃亡のその先に


アレクはギルドにいた街まで一人で帰ってきた。




ギルドに顔を出したアレクは受付嬢から声を掛けられた。




「あなたを探していましたよ、アレクさん」




「国の騎士団の方から先日のキラーベアを討伐したあなたに面会をしたいと希望されています。」




アレクそれに応じるつもりはなかった。


「僕は忙しいんだ。面会は拒否する」




「この面会は国王様からの意向によるものなので、断ることは懸命ではありません」




断れば国を相手に揉め事を起こすことになるのだろう。




「わかった、行くよ」




アレクは渋々、面会を承諾することにしたのだった。


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