欲張り
何も持たずに生まれてきたはずなのに
いつの間にかあるのが当たり前になっていた
そのことに感謝しなかったくせに
いつの間にか消えていることに悲しくなる欲張りな私
手に入れることは当たり前なんかじゃない
本当は偶然に結ばれた貴重な縁なのだ
気づいたのならあるものを大切にしよう
ないものを嘆くばかりでは悲しい
欲があるから生きられる
だけど欲が膨らむと感謝の心が欲で見えなくなる
見えなくなる前に気づきたい
今自分が持っているものの尊さに
〈あとがき〉
本当は恵まれているのに、どうしても他人の芝生は青く見えます。そうして他人を羨んで欲が膨らんで自分が持っているものに目を向けなかった結果、いつの間にか失っていることもありました。そして、失って初めてあるのが当たり前だと思っていた自分に愕然としました。ですが、それも傲慢な自分のせいで自業自得だから、悲しむのもおこがましい。わかっていてもやるせない気持ちを度々思い出します。
何も持たずに生まれてきたのなら、少しだとしてもこの手にあるものは尊いということを忘れずに、あるものを大切にしたいなと思います。それは人の縁も然りで。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます