ノベル部!!!
ゆーにー
第1話拉致、そして勧誘へ
(プロローグ)
ある日、桜の舞い散る日。
俺は、全てを失い何も無かった日。
俺の青春の何もかもが変わったんだ!
(第1話)
「バスケー! バスケー! どうだー!」
「野球どうですかー!」
「合唱部どうですかー♩」
どこもやってるなー。
俺、
「サッカー! サッカーどうですかー!」
俺はそこでピタリと止まる。
……そういえば! まだ……あっちには行ってなかったなー。
「あのーノベル部どうですかー!」
「誰も来ないってー」
何だ? あの2人?
1人は男子の先輩だろう。制服をちゃんと着ていている。少しヒョロッとしていいて何処か頼りない。
もう1人は金髪に制服の上から青いジャージを羽織った女の先輩だ。
こっちは、やる気無さそうに机にグデーと横になっている。
絶対関わらない方が良いな。
「じゃぁ、リンもやってよ」
「えー……はぁ、まっ、しょがない。だったら、そこのアンタ私の部活来ない?」
えっ? 俺。
確認すると確かに金髪の先輩は俺を確かに指指している。
「あの、どう言う」
「確保」
金髪の先輩はそう言うと手を伸ばす。ちょうど握手する形だ。
? 俺は手を突き出しその手を握る。
ガチリ
という音がし
「アーイヤイヤイヤイヤヤヤヤー!」
♢♢♢
ん? ここは?
目を開けるとそこは見慣れない木製の天井。
何処だ? ここ、
「だからー! ここはこの動きで! このライフルを使うのー! で、この魔術を!」
「はぁー! 何言ってんの! ここは絶対このP90を使った方がいいんだって!
ていうか! もっと銃の知識を!」
「何言ってんだ!……」
……何だ、これ?
机を挟み眼鏡をかけた男子生徒と女性にしては高身長の先輩が向かいどうしに座っている。
お互い顔を突き出し何かを言いあっている。
うーん? けど何だこれ?
「こうなったら」
「実力行使しかないみたいだね」
2人の男女は決めポーズを取る。
「「勝負!!」」
何だ!? 急にこの部室の壁や天井を幾何学模様が包み込む。
そして眼鏡をかけた男子の手にはライフル術が。
高身長の女の先輩は獣を模した黒い鎧が包み込む。
って! 何だこれ!
(注・これは眼鏡をかけた男(
決してこのような事が起きている訳ではありません。
ただ小説だと動きが無いのでこのような演出を、しています。
また、このイメージは他のノベル部の部員と少数の人には見えます)
「だから! このシーンはこれがいいんだって!」
眼鏡をかけた先輩が引き金を引く。その玉は5つに分かれ女の先輩に襲いかかる。
「けど! それじぁリアリティーが無い! 第一それじゃ魔術の原理が分からないじゃん!」
女の先輩はそういうと空中に飛びそのままメガネの先輩をぶん殴る!
しかし、それを眼鏡の先輩は幾何学模様が刻まらた光の円でガード……って! 何これ!
俺がこの光景に唖然としていると
「あちゃーやっぱりこうなってるかー」
と言う存在が俺の隣にいた。てか! いつのまに!
「あっ、起きたみたいだね」
「あのーこれはどう言う?」
「ん? 見ての通り意見をぶつけてるんだよ。この部活じゃぁー見慣れた光景だよ」
「はぁー」
何だろう、この突っ込んだらいけない空気。
「さて、けどソロソロかな」
「え?」
俺が前を向くと
「終わりだよ!」
眼鏡をかけた先輩が弾き中を引いた。
その弾は、銀色で彗星みたいに尾を引いている。そして、女の先輩の胸を貫いた。
「グァーー」
女の先輩は後ろに少し飛ばされそこに横たわる。鎧も解けていない。
「勝った」
眼鏡の先輩が右手を突き出すと同時にこの部屋を包んでいたおかしな物も消えていった。
「決着がついたみたいだね」
ヒョロ先輩が俺から離れてさっきまで争っていた2人の所に近く。
「終わったみたいだね」
「おう。今回は納得させられた」
「けど、少しは私の助言はが役にただだろう」
「まぁね。助かったよ」
うーん? なんだこれ?
「おーい! もう1人つれてきたよー。って、あぁー起きたんだ」
あ!
「お前! さっきはよくも!」
「ハイハイ! そう言うの後でいいからー」
そう言い金髪の先輩は眼鏡の先輩達に近づいていった。
「で、終わったの?」
「まぁね。あ、それで何だけど……」
え、無視。
ちょ!
「あの!」
一斉にこっちを向く。
……数秒の沈黙。けど、俺にはそれ以上に感じる沈黙。
満を事して眼鏡をかけた先輩が声を出す。
「誰?」
「あ、それ新入部員。暇そうだから拉致ってきた」
金髪の先輩が机に向かう。その机にはパソコンが置かれている。
そしてヘッドホンをつけながらそう言う。
「成る程。新入部員とは……確保ー!」
「ラジャー!」
「分かった」
高身長の女の先輩とヒョロイ先輩が俺に近づいてくる。
不味い!
俺は本能的に逃げる。
ヒョロイ先輩は後ろからジャンプし俺に襲いかかろうとする。
俺はそれを回避。しかし、その時片方に体重をかけて避けたのが悪かった。
俺は焼けた瞬間に長身の先輩の足払いをくらい無残にこけてしまった。
って! これバトル漫画かよ!
そしてそのまま俺は会えなく捕まった。
なんだよ、高校生活2日目から。何でこんな目にあってんだよ。俺……
「おい! アンタ達俺に何させる気だよ!」
「ふふふ。決まっているだろう」
眼鏡をかけた先輩がゆっくりと近づき一枚の紙を見せる。
「君には、このノベル部に入ってもらう!」
俺はこの時直感で分かった。
あぁー。俺の高校生活、終わった。
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