荷馬車を発見
道に沿って東へ進む。
夕暮れが近づいた頃道に荷馬車と倒れた馬、グラスウルフが見えた。
音を立てないように、スニーク状態で近づく。
200メートル程の距離で、倒れた人も見える。
グラスウルフは10匹以上。どうやら荷馬車をグラスウルフに襲撃され、事切れた様子。
馬の死体を食べているグラスウルフもいる。
体の大きいリーダーが二匹、さらに一回り大きい個体が一匹いる。
リーダー以上がいる10匹を越えるグラスウルフの集団をやり過ごすかどうか思案する。
荷馬車の荷物から、この世界の文化レベルや文明が判断できるし、コミュニティで使用できる通貨も入手出来るかも知れない。
120メートル程に近づいて、スニークしながら木に登る。気づかれていない。
グラスウルフは見える範囲で15匹、倒れた人影は3体。
姿勢を整えバーミッターライフルを構える。
この距離は有効射程ギリギリ。アイアンサイトで狙いをつけるが、少しブレる。射撃スキルがまだ未熟なせいだろう。
ブレながらも、一番大きなグラスウルフの頭に狙いを定めて射撃。
ヘッドショットはかなわず、ボディにヒット。
ボルトを操作して次弾を装填。何が起きているかわかっていないグラスウルフに射撃。ヘッドショット。
まだ倒れないが、悲鳴が上がる。
再度装填して射撃。ボディにヒット。死んではいないが、倒れる。
二匹のリーダーが遠吠えをする。
警戒をしているが、まだこちらに気づいていない。
手前にいるリーダーに狙いを定めて射撃。ボディにヒット。
ボルトを操作して次弾を装填。頭部を狙い射撃。外れる。再度装填。射撃。ボディにヒット。
リロードしてボルトを操作、装填。
頭部に狙いを定めて射撃。ヘッドショット。倒れる。
次弾を装填しながらもう一体のリーダーに狙いを定める。吠える個体や匂いを嗅いで周囲を探る個体もいる。
リーダーの頭部に狙いを定めて射撃。外れる。
周囲を警戒していた個体に気づかれる。その個体は吠えながら走り寄ってくる。
他の個体もこちらに気づき、走り寄ってくる。
真っ直ぐ近づいてくるリーダーに射撃。ヘッドショット。倒れる。
近づいてくるグラスウルフに射撃。ボディにヒット。さらに射撃。ボディにヒット倒れる。
リロードして次のウルフに狙いをつける。
かなり近づいている。引き寄せながら射撃。ヘッドショット。倒れる。
木の回りには10匹程のグラスウルフ。
ジャンプして飛びかかろうとしている一匹に射撃。ヘッドショットで倒れる。
ウルフが登ってこれないので、樹上から一方的な射撃。残り4匹になったところで、グラスウルフは遠吠えを残して逃走。
しばらくしてから、木を下りて、倒れているグラスウルフに止めをさす。
その後警戒しながら荷馬車へ向かう。
荷馬車は行商人のものだったらしく、商品を積んでいた。
倒れていた人影は、商人らしき遺体が一体に、護衛らしき遺体が二体。事切れて喰われていた。
護衛が倒したであろうグラスウルフの死体も4体あった。
荷馬車、遺体、グラスウルフの死体からかなりの量の物資を入手した。
インベントリに入りきらないので、川のそばまで何度か運び、目印になる場所に埋めておこうと思う。
荷馬車にシャベルが積んであった。これは荷馬車がスタックしたときのために用意していたものだろう。
川のそばまで戻る理由は、遺体の衣類などを洗いたいから。
遺体の着ていた衣類や装備から、町などのコミュニティに入るにしても今の服装では、目立ちすぎる。
SOEの世界ではあまり目立たないアーマードジャンプスーツだけど、違いすぎる。
遺体は麻の服や、護衛は革鎧着ていたり、槍や剣を持っていた。
ゴブリン出てきた時に薄々気づいてたけど、ファンタジー世界だわココ。
魔石が有ることから、SOEを作ったメーカーのファンタジー世界のゲームのエクリプス オーブ ソーサリス、略してEOSの世界で無いことも確か。
いよいよ、人のいるコミュニティと関わるから、戦利品を運ぶのに何往復かしつつこの世界の事を考えよう。
銃の存在を知られるとマズイから、偽装はしっかりとしないと。
それと、レベルアップしてレベル9になった。
それほどクリーチャーを倒していないけど、リーダーとかの経験値が大きかったのか、新規のロケーションの発見(襲撃された荷馬車というロケーションでマップに登録されてた)の経験値か?
遺体からだけどこの世界のコミュニティに近づいた事で、クエスト達成扱いで経験値を得たのかはわからない。
経験値取得のアナウンスがなくて、レベルアップだけがわかる。という事。
レベルの概念もパークがあるために知ることが出来る。のかも知れない。
いろいろなデータの数値化がされていない事からの推測だが。(弾薬や武器のダメージもインベントリで表示されていない。)
システム違いの世界だからデータが集まるまで表示されないのかと期待していたが、数値化がほとんどされないシステムの世界だと考えた方がいい。
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