未古の落とし物

macdaeru

第1話

俺の名は"佐伯諒" 17歳

     東京都出身で兄弟はいない。


毎年夏になると親は祖父の実家にお盆を過ごしていた。


俺はと言うと毎年お家で友達と夏休みを過ごし

ゲームをしていた。がしかしそれも今年からは出来なくなった。暇で!暇で!暇で!夏休みを過ごす事なんで絶対無理っ!?


 俺は親父の実家で夏休みを過ごす事にした。


      なぜなら!!!!!


   たった一人の友人が彼女が出来た...。


     《友達の名前は"風間 仁"》

昨日の放課後"風間"

      と夏休みをどうするか話したが、


友達「ごめん!俺...彼女とお泊まりデートだわー」

諒「えっ!?まじで!」


裏切り者‼︎と思いながら心の中で泣いた...。

そんな事情で俺は祖父の家に行く事にした。


母「えぇぇえ!?珍しい諒ちゃんがおじいちゃんの家に行くだなんて」

諒「まぁどうせ暇だし!行ってみようかなぁって」

母「風間くんは?そういえばどうするの?」


〈言えない...風間に彼女が出来ただなんて言えない!!〉


諒「あぁ。用事があるってさ」

母「そうなんだ...。」


話を逸すように話題を変えた。


諒「あっそういえば、じいちゃんの家に行くのっていつだっけ?

母「7月10日だったかなー」

諒「10日か〜」


ため息を吐きながらカレンダー方を見た。

長い間祖父の家に行っていない。祖父の家に行かなくなったのは、単純に友達といた方楽しいから...。

部屋に戻り、灯を付けた。

諒が電話を取り出し祖父に電話をかけた


諒「あ、もしもし おじいちゃん元気?!」

祖父「誰け?」

諒「俺だよ!諒だよ!」

祖父「おぉ!諒か!元気にしとるか!たまにわ〜遊びにおいでよ!!」

諒「その事なんだが7月10日にお母さんとお父さんと一緒に遊びに行くよ」

祖父「おおおお!そうけ!楽しみにしとるわ!」

諒「うん、じゃあ」

祖父「まっとるよ」


祖父との会話が終わり電話を切った。

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