九月二十二日 秋の夕暮れ
九月二十二日 火曜日 晴
四連休最終日。外出したいが昨日の疲れも残っている。さてどうしようかと考えていたが、そういえば寝かしつけの時に読んでいる本が終わったこともあり、夕方にでも買いに出ることにした。妻も夕食を作るまではと一緒に行くこととなった。
本屋に行く前に少し息子を運動させようと公園による。到着するとなんだか人が多い。自転車で来ている高学年くらいの小学生たちが男女十名ほどいた。ボールの投げあいや大型遊具を占拠していて、息子どうにも遊具に近づけないようだった。幾人か小学生前後の小さい子どもたちもいたが遊具に近寄らないで遊んでいた。
大型遊具を占拠している高学年くらいの彼らも遊具で遊んでいるならよかったのだが、ジャングルジムの部分や広場部分で
公園にいる時間も決めてたのである程度満足しただろうところで、本屋へと促す。妻とはバス停で別れた。本屋へ行くのは息子と二人でだ。
本屋で息子は一目散に目的の本のもとへ駆け寄った。息子に遅れて書棚に到着するがどうやら無いらしい。店員さんに在庫を確認するもやはり無い。取り寄せには一週間以上はかかるそうだ。出版社への取り寄せなので時間がかかるらしい。この店はネットでは他店からの取り寄せが出来るので、実店舗で出来るかと聞いたがそれは無理とのこと。不思議だ。キャンセルも出来るということだったので一応注文をお願いした。
その後、ネットで他店に在庫があることがわかったのでそちらで取り寄せることにして注文はキャンセルした。他店からの取り寄せがネットでは出来て実店舗では出来ないとは思わなかった。さすがに取り寄せに一週間以上かかると言われたらアマゾンに走りたくなる気持ちもわかる。
「お空がきれいね」
帰り道、息子が夕暮れのきれいな空を教えてくれた。うろこ雲が濃い茜色に輝いていた。色々とうまく行かない一日だったけれど、息子と手をつないで歩きながら夕焼け空を眺めることが出来たことは思いがけない幸せだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます