修養訓(道場訓)は何のためにあるのか?
武道経験者の方であれば、修養訓(道場訓)というものを聞いたことがあるのではないでしょうか?
筆者が通っていた剛柔流空手の道場には、以下のような修養訓がありました(まともに読まなくていいです)。
我ら空手道を修むる者は
一、剛柔の道を学ぶを以って誇りとすべし
一、礼儀を正しくすべし
一、質実剛健を旨とすべし
一、団結互助の精神を養うべし
一、日本古来の伝統たる武道の気風を尊重すべし
このいかにも武道っぽい訓を稽古前に必ず復唱させられていたわけですが、それはいったい何のためでしょうか?
当然ながら、訓を読んだだけで立派な武道家にはなれません。
内容を「精査」し、教えを「実行」しなければ、まさしく絵に描いた餅です。
そんなことは筆者が言うまでもなく偉い先生方なら分かっているはずですが、実態はやはり絵に描いた餅でした。
つまり修養訓は何のためにあるのかという答えは、
『いかにも武道っぽいことをやっている気分に浸るため』
それだけです。
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