第405話  ベルゼブルの破壊と脅威

聖巫女AOIの奇跡の業

「モーゼの杖」により


大波の洪水から救われた人々は

自分達が助かった事を 神に感謝していた


しかし安堵の気持ちはあるが

このままではいけない

世界規模の大災害で 

苦しむ人々を 放っておけない

助けなくてはならない!と

熱意に燃えていた!


すでに世界人口の半数は

命を落としていたが


その半数は神を信じていたので

「ノアの箱舟」に救われ 

肉体は滅びても 魂は平安の内にあった


しかし残された人々の多くは 決して無事ではなく

大怪我と 汚染水による伝染病が流行し

食料も水もなく 息絶え絶えの状態であり

あと数時間で 命を落とす程 深刻な状況であった


そんな彼らを 助ける為に

MIKOシティで命を繋いだ人々が

救援物資を携え 命掛けで救出に向かった


その先頭に立ったのが

初めの世界より遣わされた初代巫女エヴァ

そして12使徒であるヘルシングランド隊

ガンメル&ルスタ夫婦

ヨーデル執事

サラ&カムイ夫婦

ヒナタ&サクラ達であった


彼らは 妖精族の秘術を用い

既に霊的な存在として

世界のどの地域にも 

瞬間的に偏在する事が可能となっており


傷つき 病に倒れ 立ち上がれない人々を

命掛けで 救出にあたり 水と食料を配り

彼らの為に祈り 癒しと奇跡がなされた

そして 多くの人々が 奇跡的な回復がなされ

神を信じ 使徒達の奉仕に 

加わっていくのであった!


しかし そんな時 

彼らの活動を 妨害する強敵が現れた!


それは魔王配下ベルゼブルと その手下達であり

悪根の呪術を用い 大規模な地震を起こり

山崩れ 地は大きく裂け 人々を飲み込んだ


地は荒れに荒れ 

お互いにかすめ奪い 争いを増大させた 


そして灼熱の火を発生させ 家々を燃やし

彼らをさらに絶望に追いやり 人々をさらに苦しめた


「苦しい....この苦しみは何だ。。

もう世の終わりが 訪れ

我々は 既に地獄に落とされたのか


もう耐えられない....殺してくれ!!!」


人々は死を望んだが

願いは叶わず 苦しみは

さらに増して行った



しかし聖巫女AOIと勇者ラック

アポリュオンが対抗すべく


ベルゼブルと悪根の呪術者達の前に 

立ちはだかった!

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