第301話 葵巫女の母ソルナの密書①
ヨーデル市長は
送られてきたばかりの
葵巫女ぼ母ソルナの密書を手にすると
暗黒の魔王ルシフェルについて記された
重要機密を読み上げ
アダム皇帝に告げた!
◆ ◇
かつて暗黒の魔王が
住んでいたとされる第Ⅳ大陸アシュル
初代巫女によって
魔王ルシフェルは封印され
ルエラ民族の守護者達が
2000年間
最古の秘術で守り続けてきた
大陸アシュルへの入口は
完全に封鎖されており
誰一人侵入者を許されない・・
その為独自の文明が発展し
独立国家が存在する事となった!
他国との国交は全くなく
外部に魔王の存在が知られないように
極秘事項として秘密が守られてきたのだ
そしてもうひとつの大陸
第Ⅴ大陸カインは
かつて人類が神の怒りを買い
大洪水で滅ぼそうとされた時代があり
唯一生き残った一族の末裔が住んでいる
(この末裔こそ
葵巫女ソルナの故郷であった)
◆
「アダム皇帝!
この二つの国家を守る為に
「第5聖典と神具」
「第6聖典と神具」は国宝として安置され
魔王ルシフェルを封印する
重要な役割を担っていたようです!
しかし葵巫女様と
アポリュオンとの
激しい戦いをきっかけに
魔王ルシフェルの封印は解けてしまい・・・
「第5聖典と神具」
「第6聖典と神具」
この2つの聖典と神具が
激しく共鳴し合い
本来の持ち主を待ち続けているそうです!
本来の持ち主とは誰だ?
葵巫女様か?」
「それは・・
まだ分かりかねます・・・」
≪もしかしたら
我が子ラックかもしれない・・≫
ヨーデル市長は、
勇者として最前線で活躍してきた
ラックの存在が・頭から離れない・・
◆
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