第276話 『無限破壊』①

「赤馬」と一体化し

魔人化したゴモラが

ついにアーサー国王都に舞い降りた


ゴモラは人格を失い

巫女を捕らえ

魔王復活の生贄とする為に


「赤い星」組織の首謀者

アポリュオンの支配力を受け

「巫女を倒す!」本能のままに

暴虐行為を図ろうとしていた


ゴモラは

闇無限力を宿し

封印されていた力

神魔具「赤い星」の秘宝である

魔具「赤星剣」の力を得て

『無限破壊』が可能となっている


『無限破壊』とは

人の心に宿し罪源に

秘められた闇鍵を植え付け

神に反逆する者とする!

そして妖精族の光の力を

遮断する効果を持つ


つまり心の中に

少しでも邪な思いが残る者は

瞬時に悪根の支配化に置かれ

神の反逆者となり

破壊工作を行うようになる!


今回の戦いは

まさに神に属する『巫女』と

悪魔に属する『赤い星』との戦いである!!


葵巫女は世界を創造した

全地全能なる神:起源の存在より

光の力を宿す者:救世主なる存在


対する

アポリュオン「赤い星」組織は

世界を破滅に導く、神の反逆者

『悪魔でありサタンである最初の古い竜』

闇の力を宿す者:『魔蛇の刻印』を受けた存在


光と闇は決して相いれない

激しい戦いが

これから繰り広げられようとしている!


ゴモラは

『無限破壊』の祈願を行った

すると王都全体が赤く染まり

闇のオーラに包まれると


町の至る所で

叫び声が上がった!


突然暴れ出す者

服を破り捨て

泣き叫び、絶叫する者

その数 300人

彼らの暴動で王都は少なからず

騒乱が起きていた

人々に動揺を与えた


動揺する民衆の負の連鎖が

広がり300人の暴動が

わずか10分で1000人まで膨れ上がっていた


「まずい!このままでは

暴動者の負の連鎖がさらに

広がり、王都は狂人化の人で溢れ

カオス化してしまうぞ!!!」

混乱がさらに大きな騒乱に

広がりつつあった!


しかしその時

葵巫女と妖精族の守護者達が

立ち上がり

神に祈り叫んだ!!


「全地全能なる神よ!

今こそこの国をお守りください!

悪根の魔術から人々を解放し

魔の支配の影響を受けないように!

お助けください!!!!」


すると『無限破壊』の影響を受けない

都民・兵士が3万人が神の力を受け

勇気をもって立ち上がり

王都の混乱を瞬時に平定する事ができた

(暴動者が多ければ

王都は崩壊していた事だろう)


彼らは悪根の支配を受けないように

祈祷院や宮殿や円形広場に集まり

24時間絶えず 

熱心に祈っていたのだ!


人々の祈りは天に届き

闇の支配を受ることはなく

葵巫女が無事に

勝利を治める事ができるように


皆が心を合わせて祈り続けた!!!


◆◇


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