第231話 「赤い星」一族との因縁②

「あなた方・・離反の民は

真の神を信じず、神に背を向け

罪に生きる道を選んだ!

なぜ光の世界に目を向けず

邪悪な存在の力を求めたのですか?


初代巫女様が幾度も

あなたがたを立ち直らせようと

働きかけたではないですか?


しかしあなたがたは

悪根に生きる人生を選んだ!


そして神の前に堕落し

地は暴虐に満ちた

そしてあなたがたが与える悪根の影響によって

地上ですべての肉なるものが

自分の道を乱していた・・


それ故に、神が裁きを与え

人間の寿命は短くなったのです!

それは罪の結果!

人間が犯してきた責任にある!

蒔いた種は必ず刈り取らなければなりません!


やがてあなた方の歪んだ欲求が

エスカレートし魔力が増し加わり

忌まわしき古来の異端の呪術を用いて

『竜頭の指輪』

悪魔の力が解放された!

やがて恐ろしい魔王が蘇ろうとしている!


あなた方は

自分達がいかに恐ろしい事をしているのか?

分かっているのですか!


初代巫女様が

悪の力を封じる為に

『黄金の王冠』を用いて

あなた方異端の一族の

悪行を封じ込めに成功した!


なぜそこまでして

「永遠の命」を求めようとするのですか?


悪の根があなた方一族に

延命を与えたからといって

何を得る事が出来るのですか?


あなた方は間違っている!

もう好き勝手にはさせません!

覚悟しなさい!


私は、起源の存在:神の御名により

あなた方を裁く!

私はあなたに決して負けません!」

(葵巫女の勇者覇気が発せられ

帆船は激しく揺れた

そしてその場にいた水夫達を恐れ震えあがり、その場に跪いた)


「さぁ!投降しなさい!

そして罪を悔い改めるのです!


そうすれば神があなた方を

憐れんでくださるでしょう!

これ以上罪に罪を重ねないでください!」


「・・・・・・

言いたい事はそれだけか!」


リヴァイは立ち上がり

怒りを込めて

葵巫女に襲い掛かった!

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