第164話 MIKOシティースタート②

MIKOシティー住民を代表して

アパレルショップ

ルーベン店長が挨拶をした!


「葵巫女様・・・

巫女様・・本当に!

本当に何といったらよいか・・・


巫女様には

感謝しかありません!


我々は、あなたに命を救われました!

私はこの国に生まれ

長年暮らしていますが

今日ほど感動する日はありません!

(ルーベンは感嘆の涙を流し・・・声を震わせていた)


私は貴族マフィアに騙され

店の経営権を奪われそうになり

多額の借金を負っていました


これまでどんなに努力に努力を重ねても

目先は真っ暗で、泥沼に落ち込むようでした


私には希望が無かったのです!


しかし葵巫女様と出会い

全てが一変しました!

一変したのです!

これは劇的な変化でした!


私はこのMIKOシティーで

新たな活路を見出し

新しい自分の店を持ち、それが・・・・

信じられないことですが・・・

市街地では小さな店で

従業員はデザイナーと

販売員が2人いる程度であり

縫製工場は、委託して

僅かな発注しかできない状況でしたが。。


MIKOブランドが発足し

葵巫女様が美少女コンテストで優勝され

MIKOハウスのメンバーが

すべて入賞されモデルとなり

我々のアパレルショップを大きく

後押しが普通ではなく


依頼と発注、製造が追いつかない

驚くべき現象が生じました!


あまりにも人手不足になり

MIKO事業で

製造業と販売業

デザイナー派遣

今もっとも注目されているモデル達が宣伝し

注文が桁違いである上に

MIKOシティー移住者8000人の衣服全てを

提供する事になっているので

24時間工場を稼動し

製造に取り組んでいます!


店の規模は、100倍

発注の総数は

天文学的な数字で数えきれません

他国からの注文もかなりあるのですが

発送は来年以降になる予定です


売上げ見込みは

今月だけで金貨100枚です

驚異的に数字が伸びております!


信じられない快挙です!

すべてMIKOブランドの名前に威厳があり

信用度がかなり高い!


私のアパレルショップで

ここまでの実績を挙げている訳ですから

これからMIKOシティー全体の産業繁栄は未知数であり

『産業革命』といっても過言ではありません!


ここにいる2万人の多くは

MIKOシティの住人というだけでなく

9割が社員なので、生活水準は

ますます向上していくでしょう!


だから葵巫女様は

我々の借金を肩代わりしてくれましたが

これから受けた恩は返していきたい!


私はかなり収入に恵まれるようになったので

今後、収入の10分の2を巫女府に献金し

2年以内に肩代わりして頂いた借金全て返金したい!


そしてこれから葵巫女様がしてくださったように

未来ある若者たちが

起業したい時の投資や

資金援助等をしようと

MIKO事業のヨーデル社長に提案しています!


我々MIKO事業傘下の企業は

大小合わせて100以上ありますが

どの会社も将来性がある

恵まれた会社となっているので

社員全体が恩恵を受けられるように

給料だけでなく、福利厚生の充実を図り

社員を家族として守っていきたい!

そう思っています!


「ルーベン店長!

あなたの心意気

みなに示して頂き感謝します!


あなたの勇気ある取り組みが

今後MIKOシティー全体の士気に反映され

この町はさらに豊かになるでしょう!

本当にありがとう!!


起源の存在:神よ!

このMIKOシティーの全住民

事業全体を祝福してください!

そして悪根の攻撃にあわないように

お守りください!

一人ひとりの命を、生活を、仕事を

すべてをお守りください!


葵巫女の祈りに

セレモニーに参列した

2万人は心を合わせて祈った


◆◇

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