第116話 ラック総帥誕生!

「第一使徒ラック様が

来られました!」

ラックは王都軍事会議の議長席の横に

案内されると、12軍団長が起立し

ラックに忠誠を示す敬礼を行った!


「何事ですか?

なぜ12軍団長である権威ある方々が

私にそのような敬礼を・・」


「第一使徒ラック様!

あなたはこれより

我々12軍団長のトップとなり

このスンツヴァル王都軍部の最高機関の

総帥となられる事が決定しました!」


「総帥ですって!?

どういう事ですか?

なぜそのような地位に?

私はまだ少年ですよ!」


ラックは預言者アブラハに目を向けると

預言者アブラハは深く頷くと・・


「私が説明をしよう!

スンツヴァル王都の

古文図書館で保管されている重要機密文章に

初代巫女様が記したとされる

世の終わりの世界を救う『救世主』について

書かれた古文書がある!


この古文書には

最後の巫女現れる時に

7つの大陸に眠るし

7つの聖典と神具が集まりし時

12使徒の勇士が集結し

復活した魔王より

滅びゆく世界から人々を救う!

とされている!


その12使徒のリーダー的存在が

第一使徒であるラックである!と

神が私に示されたのだ!


私は、これまでも妖精族の守護者として

未来を預言する力はあったが


葵巫女様から

第二使徒の任命を受け

按手の祈りを受けた事を契機に

神より新たな力を授かった!


それは選ばれし

12使徒となる者達を導き出す為の

未来予測の能力が備わったのだ!


そしてラックよ!

其方がこの国の運命を握っている!と

神の確かな掲示があった!


この国にはあと3名の

使徒候補がいる事も分かっている!

まだ彼らは目覚めていないが

いずれ新たな神具が見つかる時

使徒の力に目覚めるであろう!」


「そのような事が...」

ラックはまだ理解出来ないでいた


◆◇


「勇者ラック様!

我が国の軍部組織は

大きく総軍司令省・国防指令省に分けられ

12の軍隊にはそれぞれ

軍司令部・重騎兵連隊・軽騎兵連隊

騎兵・歩兵. 補給旅団によって構成されております!


しかし葵巫女様が

巫女府に就任されて以降

巫女府専属近衛師団に戦力を集中させる為

第1軍隊から第12軍隊は再編され

3万の大規模な軍隊を

第13軍団として

ラック総帥に軍団長として

就任して頂く予定になっております!


さっそくですが12軍団長を

紹介させて頂きます!


第一軍団長ペレグ 

第二軍団長ギブオン

第三軍団長アーバス(ヘルシングランド隊 皇帝護衛兼務)

第四軍団長シェラフ 

第五軍団長アヒト

第六軍団長スカイ

第七軍団長サイカ 

第八軍団長アビメレク

第九軍団長ツァドク

第十軍団長ゴリアテ 

第十一軍団長ドルモンド候(王都議会右大臣)

第十二軍団長カイン侯爵(王都議会左大臣)

そして第十三軍団長ラック総帥です!




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