第97話  第1の使徒ラック!

「葵巫女様は

いつ回復されるのだ?」


アダム皇帝が

スンツヴァル王都における

主要メンバーを集結させ

緊急会議がなされていた


アダム皇帝の右腕であり

巫女府館長ドルモンド候と副館長ラッセル伯

ヨーデル執事

「黄金の羽」部隊長サムルが集められていた


しかし具体的な対策案が出ず

途方に暮れていた時に


大陸エデンより

預言者アブラハが

王都に到着した!と報告があった


「預言者アブラハ様!

ようこそお越し下さいました!」


「アダム皇帝!

葵巫女様のお具合はどうですか?」


「意識は戻られましたが

高熱が続いており

日に日に衰弱されておられます・・

一体何が原因で・・」


「アダム皇帝!

歴代の巫女様が

巫女として目覚められたのは

16歳になってからだ!と

言われています


しかし葵巫女様は

まだ14歳になられたばかり

あまりにも早い・・・早すぎるです!!


恐らく我々が想像する以上に

葵巫女様の心身に負担が

かかっていた事でしょう・・

しかし心配はいりません!

必ず回復なされるでしょう!


その為にもこれから

葵巫女様の負担を

減らす必要があります!」


「巫女様の負担を減らす?

一体どうしたらよいのですか?」


「巫女様にお仕えする

12使徒を結成する事です!


12使徒の条件は

伝説の神具を扱える必要がある!

そのような者はこの国には・・」


「いた!

ラックだ!!」

皆が口をそろえて名を呼んだ!


「すぐにラックを

呼んで参れ!!」


「ハハ!!」


ラックこそ

葵巫女の第一の使徒

となる運命にあったのである!





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る