第46話
ジュデ「俺達を人質にでもする気か?…ジン……バカなやつ、これで俺もヒュージも迷が無くなる。」
ジュデ「開け天界の門!降臨せよ天界の戦艦!主砲!」
ジュデが聖剣を天高く掲げると、聖剣の形が変形し大型戦艦の主砲一門へと変わった。
ジュデ「手加減はしてやる!波動フレアー!!」
主砲から波動のエネルギーがスカート状に拡散しつつ放たれた、ジンは魔法防御壁を張るが、焼け石に水、全く防ぎもせず割れ、ジンは波動のエネルギーに包まれながら高度を上げさせられた。
波動フレアーのエネルギーに耐え切ったジン、だが竜の身体はボロボロとなり、賢者の石の輝きもほぼ消えている。
そして上げさせられた高度は宇宙一歩手前の空間、眼下に広がるのは星がきらめく闇の宇宙と青き星、そして星にはヒュージが形成した暗雲が渦を巻いていた。
ジン「…はは……ははは!これほどとは!だが!ここまで貴様らの攻撃が届くまい!」
ジンは真下ではなく新たな標的に目を向けた、それは魔族の大陸。
少ない魔力と残りの賢者の石の力で、1メートル程の岩ぐらいなら数個作れる、この高度から魔族の大陸に落とせば……どれほどの被害になるか!
最低限の魔力を残し岩を生成する。
ジン「戦いには負けたが!戦果では勝たせてもらう!!」
岩を魔族の大陸に落とすく、岩の高度を勢いよく下げ始める。
ヒュージ「最後まで卑怯な手を!」
何処からともなく聞こえてきたヒュージの声に鳥肌が立つジン。
ヒュージ「滅びの審判は下された、我が魔力と魔剣をカギとして開け!地獄の門!来い魔道の主砲!」
ジュデが召喚した主砲が神々しい光に包まれた神の戦艦主砲なら、ヒュージが召喚したのは禍々しい魔の戦艦主砲。
大昔、神と魔が戦争をしている時、魔道の全てをつぎ込んで作り上げた数々の戦艦、聖剣と魔剣は認めた相手の大量な魔力を糧にそれらを呼び出す事が神と魔に許されている、その戦力は戦艦一隻で全ての大陸を無に帰すことができる。
ヒュージ「これで終わりだ!全て砕けろ!魔光フレア!!」
禍々しい魔光のエネルギーが全てを巻き込み消し去っていく。
そして全てが終わった。
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