第40話

まえがき

まだ視力が落ち、視界が少しぼやけますが、更新を再開します。


ーーーーーーーー


「エレキスパイダーネット!」


【バチ!バチ!バチ!】


ジュデの中心とし、稲妻の蜘蛛の巣が闘技台の表面全体に張られた、それに触れたユンの手下達が触れると次々と痺れて倒れていく。


ユン「バカな!これ程の魔法を放つなんって!」


ジュデ「おいおい、さっき言ったばかりだろ?」


ユン「また勇者の恩恵かよ!」


ジュデ「さて、そろそろ終わりにしよう。」


ユン「残っている手下は13名か!武器を!ビュジ!一斉に行くぞ!」


ビュジ「・・・」


ユンが武器を受け取ったが、ビュジは呼びかけに対し一切反応しなかった。


ユン「おい!・・・くそ!お前ら行くぞ!」


ユンと手下たちが一斉にジュデに襲い掛かる。


ジュデ「聖十字破!」


ユン「ぐががががががががががが!」


手下はこの一撃により全滅し、ユンだけは全身傷だらけになりながらも剣で受け止めた。


ユン「はぁはぁはぁはぁ。」


ジュデ「受け止められるとは思わなかったな、だが次で終わりだ。」


ジュデの言葉と同時にビュジが闘技台から降り、隅に置いていた練習用の剣を収める棚から2本取り出し、闘技台に戻ってきた。練習用の剣を1本ジュデの前に投げ捨てた。


ビュジ「同じ獲物で一騎打ちを所望する!」


ジュデ「バカがここにもいたか、いいぜ受けてやる。」


聖剣を闘技台に刺し、練習用の剣を拾う。


ジュデとビュジがお互いに上段の構えで対峙する、どちらも一撃で勝負を決めるつもりだ。


ジュデ、ビュジ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


お互いが一気に間合いを詰め一撃を入れ、すれ違う。


ビュジ「良い一撃だった。」


ジュデ「お前こそ。」


グラッと身体がよろけ倒れるビュジ、ジュデも左肩を庇っていた。


ユン「ひゃはははははははは!聖剣さえ手に入れれば!」


ユンは聖剣に手を伸ばす。


ジュデ「悪いことは言わない、やめとけ!」


ジュデの注意を無視しユンが聖剣に触れた時、聖剣に変化が現れる。霧散したのだ。


ユン「聖剣が・・・」


ジュデ「選ばれたもの以外が解放時触ると天罰を下す。」


ユン「は?」


ユンの周りに聖なる光が集まり稲妻が走る。


ユン「へべべべべべべべべべ」


ジュデ「戻れ!」


戻れの声と同時にジュデの前に聖剣が姿を現した、同時にユンの周りの聖なる光と稲妻が消えユンが倒れた。

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