第7話

悲鳴が聞こえた場所は第三修練所だった、俺はさらに警戒して中に入った。


そこには5人居た、3人はヒューマン、2人は魔族。


3人はダーグと取り巻き達、魔族はギンとリンナだったが、ギンはボロボロの状態で倒れており、近くには鉄剣が落ちていた。


その近くでリンナが座ってギンを寄り添いなだがらダーグ達を睨んでいる。

、取り巻き達は鉄剣を手に持ち、ダーグは剣を鞘に納めた状態で左手に持って、ニヤニヤしていた。


ジュデ「何やってるんだ!!」


ダーク「チッ、来るの早いんだよ!」


ジュデ「お前ら、これはやり過ぎだぞ!」


取り巻きA「あ~、剣の練習してたんだよ、熱くなりすぎてな~」


リンナ「嘘!!一方的に痛みつけてたじゃない!!しかも私まで狙って!!!ギン君が庇ってくれなかったら、今頃私が・・・」


取り巻きB「いきなり修練所に入ってきたから手元が狂っただけだよ。」


と、まだニヤニヤと小馬鹿にした感じで言い放つと、ダーグがポケットから白い物を取り出し投げてきた。


俺の胸に当たり床に落ちた、よく見てみると白い布手袋だった。


ダーグ「決闘だ、時間は今、場所はここ、3対1だ!さっさと拾え!」


すると抜刀し、剣先をリンナに向けた。


ダーグ「その2人は練習用の刃が落とした剣だが、俺のは違うぞ!」


と言い剣先をリンナの首元に当てた、俺は手袋を拾った。


ダーグ「お前は勇者だし無手でも勝てるだろ?逆に負けたら恥ずかしいな!!」


リンナ「私達を人質にして卑怯よ!!堂々と戦いなさい!」


ダーグ「卑怯?ワハハハハハハ!相手は勇者だぞ!その気になれば軍ですら相手にならない相手だぞ?この程度ハンデにもならねーよな、ジュデ?」


ジュデ「・・・さ~な、でだ、なぜこんな物で呼び出した?」


といい手紙ラブレターを床に投げすてた。


取り巻きA「それだと必ず来るからな。」


ダーグ「もいいだろ!やれ!!」


取り巻きA「ウオリャーーーー!!」


取り巻きB「ウォーーー!!」


取り巻き達が練習用剣でジュデを上段斬りで切りつけた、ジュデはそれを両肩で受け止め、仁王立ちしていた。


取り巻きA「どんどんいくぞ!!」


取り巻きB「おう!!」


取り巻き達は容赦なく練習用の剣で切りつける、10分ほどで取り巻き達は息を切らし始めたがジュデは仁王立ちのままだった。


ダーグ「何してる!!!」


ダーグはイライラして声を荒らげている。


取り巻きAの剣がジュデの額に当たり少し血が垂れる。


ダーグ「チッ、あれだけやってやっとか!B!!代われ!!!」


剣先がリンナの首元から少し離れた瞬間、ギンが体を素早く起こしタックルの洋な体勢でダーグを突き飛ばした。


ダーグ「グッ!【ドン、パン】なに!!!」


突き飛ばされたが、転けるまでには至らず、体制を立て直し中に、ジュデがいた場所から異常音がし、見ると取り巻き達は2mぐらい吹き飛び倒れていた。


ジュデ「そこまでだ。」


【ドン】


ジュデは一瞬でダーグに迫り、言葉と共にダーグにハラパンした。


ダーグ「グハ!」【カラン】


ダーグは剣を落とし、膝を落として悶絶した後、意識を手放した。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


面白いよ!

続きが読みたいよ!

頑張れよ!


という方は画面下部にある「☆☆☆」から評価していただけると嬉しいです!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る