マノゼノ大戦

シュート

1章:Destiny (運命)

0話:Prelude (プレリュード)

 これは数億年前の出来事――

元々主神しゅしん邪神じゃしんの2人の神が存在していた。

 主神は“マノ世界”、邪神は“ゼノ世界”を作り出し、それぞれの世界は様々な発展をしながらも永遠とわの繁栄と平和が約束されると思われた。


 しかし長い時が流れてから数千万年後にマノ世界とゼノ世界が1つの世界に融合してしまい、数年後には崩壊する“イレギュラー”という現象が発生することを知る。

 その現象を防ぐことは出来ず、その後の世界を“マノ世界”か“ゼノ世界”のどちらかにすることでしか世界の崩壊を防ぐことは出来なかった。


 主神と邪神はこのことに対して戦いを起こしたが、決着がつかずに結局はそれぞれの世界から数名の選ばれし者を決めて争わせることにした。


 それから主神は7大天使をマノ世界に派遣して、マノ世界を守る戦士を選んだ。

 選ばれし者に7大天使のそれぞれの力の片鱗へんりんである武器を分け与えた。

そしてマノ世界を託して主神は能力の欠片となり、選ばれし者に様々な能力を与えた。

 その力を持つ者を人々は“アーク”と呼ぶ。


 それに対して邪神は7大悪魔をゼノ世界に派遣し、ゼノ世界を守る戦士を選んだ。

 選ばれし者に7大悪魔のそれぞれの力の片鱗へんりんである武器を分け与えた。

そしてゼノ世界を託して邪神は7つの力を選ばれし者に分け与えた後、姿を消した。

 その力を持つ者を人々は“アークゼノ”と呼ぶ。


 それからしばらくしてイレギュラーが起き、大地はその影響で荒れ果て変化を起こし始めると、時空の歪みが発生して突如現れた“エラー”と呼ばれる生物が人々に襲いかかり、世界の人口も段々と減少の一途を辿っていた。


 アークとアークゼノという2つの存在が託された武器でエラーを殲滅せんめつして人々を救っていた。

 それと同時にそれぞれの世界を守るために2つの存在は対立し始め、最後には大きな争いを勃発ぼっぱつさせた。



 ――その争いは後に“マノゼノ大戦”と呼ばれるようになった。



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