「ざまあ」を面白がる仕組み
【衝撃の実験②】オランダの実験で分かった他人の不幸を喜ぶ本当の理由【岡田斗司夫/切り抜き/シャーデンフロイデ/実験/妬み/嫉妬/他人の不幸は蜜の味】
「スカッとジャパン」が終わったらしい。
別にこれを聞いて
「ああ、ざまあの終焉か」
といいたいわけじゃない。
オレは以前から、ざまあがどうしてウケルのかが疑問だった。
で、岡田斗司夫さんの動画を見て、「シャーデンフロイデ」が関連しているのではと思った。
「シャーデンフロイデ」とは、ウィキによると
「自分が手を下すことなく他者が不幸、悲しみ、苦しみ、失敗に見舞われたと見聞きした時に生じる、喜び、嬉しさといった快い感情」
という意味だという。
つまり、「ざまあ」と「シャーデンフロイデ」はほぼ同じ意味かなと思われる。
ざまあを面白がる仕組みで、シンプソンズのエピソードと、オランダの実験を語っていた。
シンプソンズの主人公の隣は、豪華な地下室があって冷えたビールを出してくれる。子どもたちもなついている。
主人公は何もされていないのに、カチンと来て帰ってしまう。
で、その出来事を妻に語る。
「なにもされたわけでもないのにムカツク」と。
これは、
「自分は平均以下だと、普通の家庭以下であると見せつけられた気がして、自尊心を傷つけられて心がねじれてしまっているから」
なんだそう。
「ああ、お隣はすごいな、かなわないよ」と言ってしまえば楽なのに、それを認めたくない。
で、「オランダにて、えげつない実験が行われた」と岡田氏は語る。
2つのグループに知能テストと称して、テストを受けてもらう。
採点後、片方のグループに
「成績の結果、あなたは頭が悪いと診断されました」
と伝える。
しかし、実際テストの結果はどのグループも大差はない。
が、片方には「あなたはバカだとわかりました」と伝える。
本番はここから。
次に両方のグループに
「パーティで騒いだ若者が、車で運河に落ちた」
という新聞記事を見せて、感想を書かせた。
そのとき、「バカ」認定されグループだけ、
「ざまあWWWWWW」
と書いたらしい。
つまりシャーデンフロイデ、他人の不幸を笑う「ざまあ」という感覚は、
「直前に自尊心を傷つけられたから生じる心理」
らしい。
シャーデンフロイデの仕組み
人間は「自分は平均以上」と思ってしまう。
【レイク・ウォビゴン効果】
架空の街「レイク・ウォビゴン」でこういうことが起きました、とラジオで毎回流す。そこは「住みやすいのどかな田舎」という設定。
ラジオを聞いた視聴者は「オレの田舎みたいだ」と想像してしまう。
しかし、「現実には自分より上がいる」
それを認めるのが悔しい。
うらやましいと感じさせた相手を憎む・妬む。
自分が「妬んでいる」と感じるのは、「羨ましい」と思ってるよりもっと辛い。
その感情を、ずっと胸にしまっている。
(だから、日常を生きられる)
たまたま、妬んでいる対象に不幸が訪れると、悦んでしまう。
さらに
「普段から妬みを意識しない人ほど、この効果に溺れてしまう」
「これで得られる快感は、正義感と変換してもいい。『間違っていることが許せない』と変換できるだろう」
という。
以上が、シャーデンフロイデの仕組みだという。
「すっぱい葡萄効果」とも言えるか?
オレは普段から
「モテない!」
「正社員じゃない!」
「結婚できない!」
「プロ作家になれない!」
「オレのほうが面白いのに!」
と周りをずーっと妬んでいるから、「ざまあ」って感情は薄いのかもね。
まあ、だから日常を生きられないとも言えるが……。
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