いきなり座談会〔カクヨム版〕

【ラブ・男ども憎しみ合うより暁の大地で愛し合え】〈旧タイトル シン・男ども憎しみ合うより暁の大地で愛し合え〉この書き方でいいのか悩んでいるぞ座談会

奈々「また何を悩んでいるんですか？」

作者「いやぁ、現在開催中のＢＬコンテストの参加作品をチラッと見たら『よく、長編ストーリーまで持ち込めるなぁ』と思ってな」

奈々「どういう意味ですか？」

作者「だいたい、登場人物数は①メイン主人公②サブ主人公③ライバル的な存在〈妨害〉④協力者⑤その他……の５人で構成されて書いていて、キャラ数が多い作品は少なかったのでな……よく、あれで長編ストーリーの恋愛系山あり谷ありのストックがあるものだと」

　短編なら二万文字くらいで、苦手な恋愛系でも完結できるのだが、それが長編文字数ともなると。

作者「読者が読んで興味を持たれるのは『ロミオとジュリエット（障害があるほど燃え上がる）』か『うる星やつら（永遠の痴話喧嘩完結しない）』を、ＢＬの内容に折り込まればいいんだが……う～ん、難題だ」

　逆にＢＬ(恋愛系)で一番、やっちゃいけないストーリーパターンから良いストーリー構成の方向を考えてみる。

◉一番創作者がやっちゃいけないパターン

「最初から最後まで、たいした事件も起こらずに平坦なストーリーがダラダラと続く」

　書き手は楽かも知れないけれど、そんなつまらない小説を読まされる方は、たまったもんじゃない。

　やっぱり、越えるべき山があって、それを越えて成長したら……次の山が迫ってくるの方が、読む方は盛り上がる。

作者「当分は【ラブ・男ども憎しみ合うより暁の大地で愛し合え】は、今のようなサイドエピソード的な流れで進むよ……魔王が登場したら少し、モモ太郎✕温羅✕魔王寄りのストーリー構図が加わってくる……『ロミオとジュリエット的』なモノとか『うる星やつら的』なモノをな」

　座談会～おわり～