第3話 戦後の日本における各国の基地
1946年、国民政府(中華民国)軍がアメリカ政府の支援を受けて、日本の大分県津久見市に中国史上初めて日本の軍事基地を建設した。
(同じ年にカリフォルニア第二共和国が成立した)
しかし内戦の影響で、1948年には国民政府が津久見基地を維持できなくなった。廃棄された。
米軍をはじめとする連合軍は、津久見基地を接収しようとしたが、ソ連軍に先手を取られた。そのため、この軍事基地は冷戦時代、極東におけるソ連の最前線となった。
しかし、日本は戦後、高度経済成長を遂げた。「敗戦の政治的呪縛」から抜け出そうとする。日本政府は、「敗戦国であるにもかかわらず、各国が日本の内政に干渉してはならない」という話まで出ている。
1972年、日本と中国の国交が正常化した。
1973年(昭和48年)、ソ連は津久見基地の日本政府への移管を同意した。
ここまで。日本にあるソ連軍の基地は、北海道の室蘭基地、根室基地、稚内基地のみである。
1975年には、日本国内での米ソの影響力拡大に対抗しようとした。日本政府は津久見基地への中国軍の進駐を要請した。しかし、中国に遠回しに断られた。
1978年、日本政府は津久見基地に中国軍を進駐させるよう再度要請した。今回、中国の政局が変わり、中ソ関係が急速に悪化していることを受け、北京側は日本政府の要請に同意することにした。
それから。中国軍は津久見基地を中心に、アメリカ軍は嘉手納・横須賀基地を中心に、ソ連軍は北海道基地群を中心に配置されている。それぞれが軍事活動を展開している。
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