二回目の大戦

@suimennkyouzuki

第0話  プロローグ  我、過去ヲ解説ス

 『それ』が確認されたのはいつかはわからない。


 『それ』はいつの間にかに居た。


 『それ』は意思があった。自我を認識した。


 『それ』は自分の在り様ロールを理解した。


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 統合歴1914年7月28日

 第一次世界大戦と後の世に語られる大戦の幕が上がった。


 ヘルゼ帝国を中心とした『中央同盟国』


 ポルセ連合王国・ライズ連邦国を中心とした『連合国』


 この二つの陣営の戦いは、結果だけを見るなら。多大な死者を出しながらも統合歴1918年11月11日に連合国側が勝利した。が、西暦史せいれきしと違うのは、『魔法』や『礼装』があったためである。


 それらは、物理法則に当てはまらないため、通常物理法則兵器の開発を進めてきた研究機関や国はあまり効果はないと分かったためほとんどの研究機関は計画を停止または、凍結した。(なお、シュヴェルト合衆国は通常物理兵器の開発・運用に成功しているが、『魔法』が強すぎてあまり目立ってない)


 この戦で実に戦死者・行方不明者合わせ、1767万人もいる。


 各国はこれ以上戦争が起きないように国同士の争いごとを話し合いで解決することを目的とした【魔 導 国 際 連 盟 まどうこくさいれんめい】を統合歴1920年1月10日に正式発足、魔導先進国の大部分が所属し、戦争防止のため軍備縮小が決定した。各国の住人は安堵した、これ以上自分たちから何か奪われるようなことはないと、そう思った。


 しかし、その9年後の統合歴1929年10月29日、シュヴェルト合衆国の大手銀行の倒産から始まった世界恐慌により、世界は不景気になり東南アジアの島国が集まってできた、アレス連合国などの小国は国家経営が赤字になり国民の暴動やテロ行為に亡命など治安は悪くなる一方だった。


 大本のシュヴェルト合衆国もかなり低迷しており未だテロにはならないが既に、大規模デモ、暴動などは起こっており果てには「また、戦争を吹っかけて賠償金を搾り取れ!」などという過激な発言もあったがために世界に緊張が走る。


 合衆国シュヴェルトではこうだが、ほとんどの先の大戦の戦勝国は概ね同じような状況であった。




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 その成り行きを見ていた。


 このままでは、ここが終わってしまう、と思ったモノがいた。


考えた、どうするかを

考えて、考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて・・・・・・思いついた。


 別の世界場所からこの先のことを知っていて、なおかつある程度の力と修復能力がある魂魄をこの世界に呼び込めばいいと。


確認


提唱


承認


検索


該当


精査


合格


道順を構築プログラム


不純物を排除デバッグ


添加


加工


#$%&¥エラー


対策


検査・・・・異常なし


影響確認・・・・許容範囲内


第23回対消滅機構、起動。 




第一話に続く・・・

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