第24話 女子

「次は私たちの番だよ!天音ちゃん!」


「う、うん(あまりスポーツしたことないからどうなるか不安かも………-)」


戌走はキャイキャイとはしゃぐ中、荒井は不安がっていた。

フットサルコートの中には彼女らも含めて、十人。

経験者でもなければ、不安がるのも無理はない。


戌走は自身の長く茶色い髪を後ろにまとめている時にたまたま見つけた、相手チームのビブスを着た根無和香に小走りで駆け寄った。


「のどかちゃんも来てたんだね!気がつかなかったよ〜!」


「…………次石に誘われたからね」


「そうなんだー!相手チームだけど楽しもうね」


と、だけ言うと戌走は自陣に戻っていった。

そして、また荒井の側に寄り。


「天音ちゃんも頑張ろうね!」


「う、うん」


そして、女子達のフットサルが開始された。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る