チェリー姫

@aolmidori

チェリー姫

私は、さくら!今年の春、高校1年生になる15歳!そして、同じ高校に通うことになってる私の親友の姫(プリン)!その親友と私には辛い過去がある。

遡ること数年前、中学の頃酷いいじめにあっていた。理由としては、日本人なのにプリンって名前だから。それも、プリンセスのプリン。小学校の頃は、一部の男子がからかう程度だったけど中学生になると、同じ小学校の男子を中心として、いじめは、姫を知らない別の学校の男子も参加するようになった。休み時間には、毎回男子に名前でからかわれていた。ここまでは小学校と変わらない。でも、行為は、エスカレートしていき、物が無くなるようになった。

私の学校は、更衣室がなく、奇数クラスが女子、偶数クラスが男子と言った形で、着替えることになっていた。そんなある日、姫ちゃんのブラウスが無くなっていた。

みんなは、いつものいじめか、と思っていた。だからこそ、あまり気にしてなかった。なぜなら、毎回男子は、物を取ってもその日のうち、または、すぐ返すから。でも、服をとるのは初めてだった

姫は、先生にバレるのが怖くてトイレに閉じこもっていた。

私は、姫ちゃんのブラウスが無い理由は、知っていた。それは、姫ちゃんがいじめられているから。

でも、授業をサボることなんかなかった。すると男子4人組がトイレに行ってくると言って教室を出た。嫌な気がした。

姫ちゃんが個室で引きこもっている時、個室の扉の向こう側から男子の声がした。普通は、絶対に聞こえないはずの男子の声。それも、複数。恐る恐る姫は、言った。

「ここ、女子トイレですよ…」

そしたら、男子の声がピタリと止まった。その後すぐに扉が開いて閉まる音がした。姫は、安心して個室の扉を開けた。その瞬間、男子が飛びかかってきた。男子は、見た限り4人2人に腕、足、体と抑えられ動くことが出来ない。すると、一人の男子が右手にハサミを持っていた。その子は、クラスでも人気のあるスポーツ万能勉強もできる。言わいる完璧男子の蓮(れん)君だった。蓮君は、そのハサミで、姫の体操着を切った。それも、胸のあたりに丸い穴が開くように。抵抗したくてもできない。そのままうつ伏せにされ、背中の方をハサミで切られた。袖の部分も切られてしまい、立ったら体操着が落ちる状態になっていた。蓮君達は、それだけでは済ませなかった。ブラのホックが外れるのがわかった時、何か冷たいような暖かいような液体が背中にかかった。ゾッとした。そん時は、アタマが混乱していて何がかかったかわかんなかった。その後仰向けにされ、ブラを取られた。さっきの穴からトップがピンポイントで見えるようになっていた。顔をあげると、蓮君の隣にいた蓮君と仲のいい、健(たける)君が下半身裸だった。その時、背中にかかったものが何か、気づいた。自分でもわかるぐらい、トップが立っていた。下もこれまでにないぐらい濡れていた。すると、抑えてたふたりがいきなりトップを舐め始めた。嫌!嫌!と思いながらも、感じてた自分がいた。その時、健君がズボンをぬがした。パンツに上はトップが丸見えの前しかない体操着この状況誰かに見られたら、もう、おしまい。そう思っていた時、口の中に何が入ってきた。

「ん!これって!?」

口の中で、出し入れされる。

しばらくすると、生暖かい液体が口の中を占領した。男子が教室を出て20分を過ぎ、おかしく思った。

姫ちゃんもいない。男子たちも、帰ってこない。私は、先生の手を掴み、ダッシュでこの階の女子トイレまで走った。意識が失いかけ始めた時、扉が開いた。来たのは、さくらと学年主任の高木と言う女の先生だった。私たちは、目の前で起こっている出来事に目を疑った。姫ちゃんが、私の親友が、同じクラスの男子4人に襲われていた。正直、姫ちゃんのあんな醜い姿見たくなかった。その後、姫ちゃんは、お母さんに引き取られ、帰っていった。男子4人組は、前代未聞のことをしでかしたこともありこっぴどく先生たちに怒られていた。

まだ中学生、退学が無いため、その後も同じ学校に通うことになっていた。でも、姫ちゃんは、結局卒業式まで1日も来なかった。それまでは、姫ちゃんの代わりにターゲットにされていた。毎日放課後、屋上に呼び出されては、酷い目にあっていた。初めて呼び出された時、あん時の腹いせだろうと思っていた。

案の定、男子たちから言われるのは、愚痴や暴言。でも、それだけでは、済まなかった。呼び出された時は、4人しかいなかった。でも、背後からさらに3人出てきて、ふたりが私の腕をひとりが足を抑えた。抵抗したくても、ただの中1の女子がスポーツ万能の男子たちにかなうはずもなく、できなかった。蓮君は、まずブレザーのボタンを外し、脱がした。その後ブラウスのボタンも外して脱がされた。その日は、体育が無かったから下に体操着を着てなかった。男子たちに下着姿を見られてる。

そんな恥ずかしさから、顔が赤くなった。目を閉じてると、パンツを脱がされる感覚があった。目を開けて抵抗しようとした、けれど、目の前にはカッターを向けられていた。

男子たちの会話

蓮「見ろよ。こいつ、興奮してこんなに濡れてんぞ」

健「ビッチだなwww」

その他「やっちまおうぜ」

スカートを脱がされた。今身につけてるのは、ブラだけ。男子達は、腕を抑えている2人と足を抑えている1人を除いた4人がいきなり、072をし始めた。私は、最近少し毛が生えてきたかんじてまだまだ子供だった。

でも男子らは、まだ誰ひとりも毛が生えてなかった。そんなことを思っているうちに、ブラを外されて、四つん這いにさせられた。その時だった。一気に顔に生暖かい液体が4人分かかった。気持ち悪いと思っていた時、後ろから襲われた…痛くて痛くて泣き始めるほど痛かった。自分のを見ると血がたれてるのがわかった。私は、失った。その後、全く力が入らない状態。抵抗できずに、計7人に5時間近くやられた。写真もう何枚取られたかわからない。

私は、中学生、3年間の放課後すべてを彼らのやり相手として過ごした。でも、そんな日々は、もう、おしまい。なぜなら今日から姫ちゃんと一緒に高校生なのだから。

あんな毎日は、もう来ない。

だって高校には、退学、停学処分があるから。と、安心して高校生活のスタートを切った。

入学して、初めてのHR。

クラスのみんなは、姫ちゃんのことを心から受け入れてくれた。

中学の頃いじめにあって、学校に行けてないことも、キラキラネームのことも。クラスの中で一番姫ちゃんと私と仲良くしていたのは、お父さんの都合で別の県から来た乃愛ちゃん。とっても優しい子で、勉強もできる優秀な子だった。欠点といえば、運動が少し苦手だということ。でも、そんなことは、このクラスでは、気にしないこと。このクラスの学級目標は、「個性尊重」なのだから。

ある日の帰り道、いつも、乃愛ちゃんと私たちで別れる駅のホームで、乃愛ちゃんが電車に乗って、帰っていったあと、私たちも帰ろうとした時、見たくない顔が2つ目の前にいた。蓮と健。

結局、私たちは、写真やいろんなもので脅され、また、あいつらの思うがままにヤラれた。

親友の姫ちゃんに私の醜い姿を見られたのは、すごく恥ずかしかったし醜かった。それは、姫も同様だった。それから毎日、乃愛ちゃんが電車に乗って、行ったところに現れ、ヤラれた。

でも、ある日、そのサイクルが崩れた。

いつもならこの電車に乗るのに、乗らずに、見送った。私たちは、わかんなくなった。そしたら、あのふたりが出てきた。

2人も最初見た時は、びっくりしていたけれど、すぐに、我に帰りいつも通り脅してきた。

そんな時乃愛ちゃんが言った。

「貴方たちが蓮さんと健さん?

わたくしの親友に酷いことをしているようですね。今から警察に行きましょう。」

ふたりは、唖然としていた。もちろん、私たちも。

乃愛ちゃんは、運動は、苦手でも、頭は、きれるこだった。

あの日以来、私たちの様子がおかしいことに気がついていて、電車に乗って次の駅で折り返し、この駅まで戻ってきて、証拠を掴んでいた。それを言った途端、男ふたりは、殴りかかってきた。でも、姫ちゃんが2人の拳を自ら受け私を守ってくれた。その瞬間を駅員が見ていて、そのまま警察に通報、事情と、真実を伝え彼らは、捕まった。その後、私達は、何事もなく平和に、高校生ライフを堪能しています!

決して消えない嫌な過去。

でも、高校で出会った友が、その過去を乗り越えるチャンスをくれた。最高の友に出会えた。

姫ちゃん乃愛ちゃんありがとう。

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