とても楽しんで読めました!
ありきたりなボッチキャラがモテモテになる話かと思いきや、これは違います。
あくまで個人的な見解なのですが、男性視点の少女漫画です。
もし全話がヒロインである近藤さん視点で進んでいけば、これは少女漫画的な展開だと思います。
しかし『ボッチの俺と天使の君』の主人公は、男性である高岡伊織。
ここが面白いポイントでした!
少女漫画の男性キャラと言えば、イケメン爽やかモテ男。
ところが高岡の自己評価は、ボッチであり、陰キャラであり、少女漫画に登場するキャラクターとはかけ離れています。
そのため高岡視点で話が進むことが、少女漫画的な展開でありながらもにコメディなんです。
以上の点から、私はこの作品をラブコメとして楽しむことができました!
初々しい少女漫画的な展開がお好きな方も、ラブコメがお好きな方もお楽しみいただける作品です。
オススメです!
本作のヒロイン、近藤結衣は非常に良い子である。健気で、一途で、とても可愛らしい。ある意味では、ちょっとした仕草で男をドキッとさせる小悪魔的な要素もある(本人は極めて無自覚のようだが)。
タイトルにある通り、まさしく『天使』のような女の子である。
そんな彼女が一途に慕うのが、主人公である高岡伊織だ。
とある事情からクラス内でボッチになりそうな所を、縁があったヒロインの近藤結衣に助けられる。
とても可愛らしい彼女に、ドンドンと心を惹かれていき――。
正直に言って、本作は非常に甘酸っぱい。その表現が、とても上手い作品である。
このレビューをご覧の諸兄にも、是非是非ご一読いただきたい。