空翼のノーザンライツ[Innocent Wing Northern Lights]
米 八矢
プロローグ
西暦2047年。地球上から有人戦闘機が消え去り、
しかし、これまでに人類が身に着けた空戦技術は失われるべき物ではなかった。なぜならそれは、かつての戦士たちが命を懸けて戦った証であり、紡がれてきた歴史だったからだ。
西暦2048年。日本の天城博士によって異次空間が発明された。それは、好きな場所に100km×100km×100kmの立方体空間を別次元に成立させるというものだ。しかも、そこには人間は自由に行き来が出来た。すぐに様々な分野に転用されるかのように見えたが、欠点があった。その空間には陸がなかったのだ。重力は働くが、下は海のような液体であり、陸地を作り出すことが出来なかった。企業はすぐにこの技術への興味を失った。
西暦2050年。空戦技術を後世に残すために、有人戦闘機による空戦競技『
年に1度、1月にその世界大会が開催される。出場の権利は各国の代表3チームのみ。その3チームは地区、全国大会を勝ち抜いた強者だ。優勝者には名誉と、賞金が贈られる。世界中のファイターがそこを目指して奮闘するのだ。
西暦2065年。その年も例外はない。
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