金魚が死んだ話。

@donuts_07

1.

何歳のころだっただろうか、神社の夏祭りで自分は金魚掬いをした。動いている赤色の小さな生き物たちが薄っぺらなポイの紙越しではただの「的」に見えて、張り切って捕まえた。

その成果の数匹と冷えた水をビニール袋に流し込んで以来、自分は金魚の世話をすることになる。


次ページに書くのが、最も印象に残っている別れの話。

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