後後227 おいしいもの至上主義


今、俺達は村に帰ってきている。

翌朝に王宮に戻って、朝食の席で会話になったときに「今日村に戻りますねー」と宣言。

そこに居たおっかさんが

「丁度いいや、私達もシューレの店を見たいのでお邪魔するよ」と。

「おう、来い!歓迎するぞ!!」シューレも当然帰っていなかった。


農国の王様も、うちの将軍様も止められない。大精霊2人wwww


多分、いろいろ考えていたんだろうけど・・、ごめんね!♪


ーー


「やっと帰れましたねー」アニャータ

「うん、ここが一番。」

と、

もう早速トリミング小屋でトリミングをしている2人。


ねこ人達はいずみ村からも来る。

アニャータの毛並みはねこ人達の憧れだ。その毛並みを維持させているのがガクだと皆知っているから、ガクにトリミングをしてもらいに来るのだ。


人狼達は皆アニャータにトリミングしてもらっている。美人で可愛くてソフトだから。ガクは結構ガシガシ行くのだ。

効果は必要な強さはあったほうがいいので、ガクのほうが効果的だが、トリミングしてもらっている感じはアニャータのほうが気持ち良い。だからアニャータにやってもらう。

最初は美人だから!ってーだけだったけどなっ!!


2人でトリミングしてるっての、なんか気分が良いと思うガク。

一人でもくもくとやっているより、なんかすごく良い。


「ガクせんせー、なんか以前より雰囲気変わってねーか?」

と、アニャータにトリミングしてもらっている狼が言う。


「そうお?アニャータが一緒だからじゃないか?」

臆面も無く言うガク。

「・・・・・・・・・・」ねこ人、人狼

アニャータ、顔が赤くなっている。


「ま、あれだな、これこそ赤い糸に結ばれてたってやつだな」

と、隅でごろごろしている泉さん。

いつの間に居たのか?

帰ってきてからずっといる。よほどヲッチが楽しいと見える。


「ま、そんなところだな。」外から窓枠にもたれかかって中を見ているシューレ。

「ここまでばっちりなつがいは始めてみたねぇ、」と、シューレの横にいるおっかさん。

いつの間にか来てみていたようだ。


「うむ、見世物になってるな」ガク

「ええ、もろ見世物ですねー」アニャータ


こういう、まったりな空間・時間は、皆の心を平穏にさせる。


気づくと昼過ぎ。

切りの良い所で午前を終え、昼食にシューレの店にぞろぞろ行く。


「今日の定食はなんだ?」泉さん、歩きながらシューレに訊く。

「なんだろう、もう任せているからな、でも魚が多かったから魚じゃないかな?」

「ここの魚は美味しいから好きです!」アニャータ。ねこだもんね!


(入力者注:うちのお猫様はあまり魚食べません。なのでねこにもよるのかな?)


「武国飯って知らなかったので、なかなか興味深いよ」おっかさん

「そうね、それはそれで変わった美味しさで、全種類堪能するまで居たいわね!」アニエッラ(おっかさんの娘)

「心ゆくまで滞在すればいいじゃないか」泉さん

グレゴーリナ(おっかさん)がシューレを見る


「イイぞ?問題ないし。」シューレ

決まり!。


・・・・・・・・・・・・・・・・・大精霊が2人もいる村。かつて歴史上、そんな村があっただろか?byガク


「めずらしいだろうな」泉さん、のんき過ぎ?

「そうだなー、遊びに来るとかはよくあったろうけど、滞在とか住むとかは聞いたこと無いな?」シューレ

「住んじゃおうか?」おっかさん

「いいんじゃない?」娘

皆勝手にガクの心を読んでいるw


・・・・・・世界最強っつ!!!


「「「「あーはっはっはっはっは!!!」」」」

笑い事にしている4人っつ!!


流石にドラゴン軍団が来ても小指一本だろうよ、、、

「いや、両手くらい使うと思うぞ?」シューレ

「だねぇ」おっかさん


そーですか。


「おや?凄い話をされていますね!」

と後ろから現れたのは、グレース公爵でござんす?

で、その隣には

「我々も離宮に来ましてね、たまたま」

と、匕王

「ほんに」匕王の嫁さん


この大陸の主要戦力全員集合しましたっつ!!!!


「ここにメテオでも落とされたら大変だな!」と笑うシューレ

「あっはっは!」おっかさん

うん、その程度どうにでもできるというレベルなんですね?


この人達が「おいしいもの至上主義」でよかったよマジ。



お昼の定食は、シューレの予想通り、焼き魚定食。

シンプルだけに技量が物言う、しかも大量生産!&注文来てから焼く!

厨房の能力を試される料理である!!


うまいっす!♪

「流石シューレの弟子達だねぇ」

「ええ、香ばしくって美味しい!」

「ふむ、、武国料理はあまり知らないが、慣れればうまそうだな」公爵

「シューレさんのは何でも美味しいですよ?」匕王

「ほんに!」と、おかずとごはん3回目のお代わりを終えたツッコミ姫こと匕王妃。


アニャータが少し物足りなさそうなので、俺がお代わりをたのんだ。で、来たらアニャータの前に。

「!ありがとう!」と喜んで食べはじめる。

生暖かい視線を感じたので見ると全員が見つめている。

見世物だな・・・


「しかたないぞ?おまえらはおもしろいんだから。」泉さん

「うむ、、見ているだけで和むからな」シューレ

皆うんうん頷く。


そうですか。

ま、アニャータが気にしないからダイジョブ!

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