第267話 後後142 シューレのお店でいろいろ発生♪
あ?まだあるんだろ?新作。隠さねーで出すほうが身のためだぜ?
とかケーキのカウンターんとこで脅している泉さんを放置し、俺はまだ食べていないケーキをいくつか注文する。
泉さんは俺の数倍食うのでとっくに制覇しているのだ。
牛乳に合うと言うケーキもあったので、牛乳も来た。
コーヒーに合うケーキも。
なんか今までそんなのなかったが、グレて因縁付けてるような幼女を放置してるからとばっちり来た?
「ねーよ!シューレに言えよ!」で、放置してくれればいいのに、そのくらいできないのかなぁ?
といいつつ牛乳飲みながらそのケーキ食ったが、微妙。紅茶で食べたら美味かった。
んじゃコーヒーに合うとかいうのも、、、
案の定不味かった。紅茶とはバッチグーで美味かった。
あれじゃね?あのウエイトレス達も俺の時代の日本からの転生かなんかじゃねーか?
紅茶で美味し食い終わった後、
その2人のウエイトレスを床に正座させ、、できたんでやっぱ日本人だなこいつら、、小一時間説教。折角こっちに来たのに同じ事やってんじゃねー、せっこい事以外できないのか、と。
で、コーヒーと一緒に食べると不味いケーキを2人にあるだけ全部食わせて反省させる。
が、してねーな?
大杉B子と山田花子だと名乗った。嘘くせーが、ホントらしい。おずぎとびー子?一人二役?すげーな?。山田花子?いつの時代?大正とか昭和初期のど田舎?
「よし、お前らが自分の名前に多大なコンプレックスを抱いて世間を恨むのは、100歩譲って仕方がないとしよう、、s」
続けて話そうとしたら、そこまででその2人はものすごく衝撃を受けたようで、、
そんなに酷い名前だったの?
と、呆然とし、、
気づいていなかったんかよ、、
というか、それが理由で腐ってたんじゃねーのか、、もともと腐った魂なのかよ、、、
消極的腐敗だから気づかれにくいけどね!
なんかここんとこ毎日腐った奴に会うのは、なぜ?
「うーん、、珍しいよな?今までここまでのなんか、そうそう居なかった、というか、西の国あたりにしかいなかったろ?」泉さん
「・・・・おまえら、移民だろ」
「・・・・・」
シューレを呼んで脳(記憶)を調べて貰ったら、やっぱ移民というか、密入国。北山領の事件(中ー15話)の時に船団が来るときに船が空身なので、その船長達が小銭稼ぎで乗せてきたらしい。全部で200人ほどいるとのこと。
めんどくせぇ、、
と思いつつも、すうぐ領主様に報告。領主様は警備隊に捕縛を命じた。シューレは情報を受けやすい魔力のある人狼部隊各隊員に与えて、当該人物たち特定を確実にした。
シューレがこっちに来ていなかったらとてもできないことだった。
ラッキー♪
密入者達は王都からこっちに流れてきたと吐いたので、情報を与えられた人狼部隊の大半を、東武領から北に王都に向かって虱潰しに調査させ、捕獲していった。領主様は王都へは先に報告を送り、そのまま捕獲部隊が王都でも活動をする許可を貰った。
あとから報告を聞いたら、半月ほどで全員、一人残らず捕獲し、すぐに西の国に送ったという。
漁の道具と行きていくための道具を必要なだけ渡し、一ヶ月ほどの食料も渡したという。
あの港町(後後58話)でなら、余裕で食っていけるはずだ。余程クズじゃない限り。なので保証できないわなw
ちなみに、あの施設の現場監督もソレだったそうな。
最初に領主様に報告した後は全部領主様の仕事になったので、もう必要ない俺達はそのまま村に帰ろうとした、、
「あれ?俺ら何しに来たんでしたっけ?」
「・・新作、、じゃねーよな、、、」泉さん
「あ、シューレがなんかしてるんじゃないかな?って思って」
「ああ、そうだったなー」
ケーキ屋に戻ると新人店員がいた。
シューレが教えていた。
「いやー、人気店だから優秀な人材がいくらでもくるわ!あっはっは!」シューレ
んじゃ、なんであんなの雇ってたんだよ、、
「あ?なんかおかしな感じがしたんでおもしろそーだからだが?」
おかしな感じって、、転生者のか、、
「ああ、、なるほど、、あれ転生者の、、あーゆーのが転生者なんだな?」
今知った!!この何千年だかわらないけどすんげー長生きなひとがっ!!!
「いやだからしかたないだろう?知らないものはしらないよ、、」シューレ
まーそーだろーけど、、
俺らが言葉を発していないのにシューレのみ答えているのを不思議に思う新人2名。
「というわけでだ、どーせおまえら暇だろう?この子達に教えてやってってくれ、まかない付きだぞ?3食おやつ!」
「「乗った!!!」」
屋根裏部屋に住んでいいとのことなので、それでw
「あ、そーいえば、シューレ、ここんとこ村ではおとなしかったが、どこで何やってるの?」俺
「・・・・・・私が常になんか問題ごと起こしているような言い方だが?」シューレ
「??え??、、いや、、問題とか言っていないし、、美味しいことなら噛ませてもらいたいかな?とか思っただけだし、、」
「ああ、美味いもんなら混ぜろ」泉さん
「・・・最近いそがしかったろ?だから適当に食べ歩いたりぶらぶらし続けてただけだ。そんなのあっという間に2−3ヶ月経つだろ?」
「「まぁ、、ねぇ、、」」
「まあ、おまえらがどう思っているのか、とか、いろいろわかった、うん、すごくわかった。」
「「ごめんなさーい!!」」
しかし、こいつら(ガクと泉)自分らがそれそのものだってわかってないのかね?とか思うシューレであった。
10日ほどで新人達は、フロアにおいては何も教えることはないくらいになった。
あとは厨房内をシューレが教えてくれればおkである。
「いやいや、茶の淹れかた位おしえていけよ」シューレ
今回の件でなんか逆らえないんで、、
それから10日ほどで茶やサンドイッチくらいはできるようになった。
「それでは我々はここらで失礼させていただきます」俺と泉さん
「うむ、ご苦労であった。」シューレ
扉を出る時、
「あ、そこにあるもの持ってって食え」と、シューレ
でかいジュー箱みたいな、、くいものってもろわかり♪!
「ありがとーしゅーれー!!!」俺と泉さんは超ニコニコ顔で馬車のある領主邸に箱を抱えて走って戻る。
俺達の汗と涙の結晶を奪われないように、誰にも見つからないように厩に行き、馬車を貰い、うまく領主邸を脱出できた。
まぁ、あとから思えば、その頃はもう領主様陣頭指揮で王都に向かって狩りをしていたんだよね。
残しておくと何しでかすかわからんのも連れてw。
小館村。
ガクの家。
もう遅い時間なんで誰もいない。モフの看板は閉店になって久しく半月以上。
「さて、、あけますよ?」
かたっ、、
ほう!!
案の定試作ケーキなどだった。
「なになに?これはコーヒーと一緒に食べること。これは牛乳と一緒に食べること。これは蒸留酒と一緒だと美味いはず。」
・・・・・
まあ、、シューレが言うんだから、、と、俺はコーヒーを淹れる準備をしはじめた。
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