第265話 後後140 萬魔法教え〼
小館に居た農国の若手魔法使いのCとDとEの3人が農国に帰ることになった。
雪が降るまえに家に着きたいー!!
と、なんかの拍子に思い出したとのこと。
「あれ?転移しないの?」ガク
「ええ!折角ここまで来たのに?駅馬車使うにきまってんじゃん!!」
「そうそう!折角他国にいるんだからっ!!転移使うとしても、農国に入ってからだよね!」
「うん、それまでは珍しいもの食べたり買ったり美味しいもの食べたり買ったりしたいよね!」
まぁ、俺らと同じ感じの旅だな、、と泉さん
ただ、食い物に関しては、、、、なれないとおいしいかどーかもわからんものが多い武国。
がんばれ!3人ともっ!!
だがしかし!行くとしたら武国北上するよりも南下して、東国方面に行くのが美味しいぞ!
という俺の心の声を聞いたらしい泉さん、
「だな、。お前たち、美味しいのが望みなら南下して東だ。東国と東東国に行ったが、うまかったぞ!
東の大陸で、一度シューレに辛いの食べさせてもらったろ?あの食事の国だ。辛いのさえ慣れれば、毎日食べても飽きない味だぞありゃ。」
心動かされる3人!!
いっそ、、
ああ、、そうだよな、、
うむ、異論はない、、
「あー、辛いのになれるんに何日かかかるんで、とっとと行くほうがいいぞ?転移使えるなら使わんと日数もったいないぞ」泉さん追い打ち。
でもまだ行ったこと無い所にいきなり出るの怖いって3人。
「シューレ師匠ぉおおお!!」泣きつく3人
「しかたねーなー」と、ちょっくら行ってくるわ、、と言い残し消えるシューレと3人。
ばっははーい!とBが、皆が消えた空間に向かって手をふる。
で、
「ガクさん泉さん、僕の家できたんで見に来てくださいよ」とお誘い。
「おう!」泉さん
まー、そんなら、、と付いていく。
俺の小屋(トリミング小屋)も作ってもらったばかりだし、、
・・・
「・・・なんか、商売始めるのか?」泉さん
「、、なぜここにしたの?」俺
ここは村のメイン通り(昔は通りらしいものはここのみだった。)。幾分ででてきた店屋が幾つか並ぶ。
シューレの店もここにある。
Bの家、店、は、それらと軒を並べたお店やさん。2階建て。
「じゃーん!」
と、看板を掲げるB。
”萬魔法教え〼”(よろずまほうおしえます)
とある。
「寺小屋か?」泉さん
村には子どもたち用の学校あるんだけど、まだ学校という言葉を使い切らない泉さんである。
「そうですねぇ、学問所というほどでもないし、、、でもな、俺んちも、看板だしてトリミングやってるんだけど、、」俺
「あれ?ガクさんとこって、普通のお屋敷じゃなかったでしたっけ?」B
屋敷ってほどでかくないけど、門構えあるから、形式上は屋敷だなー。
「まぁ一応、、、でも客が多いんでそれ用の小屋作ってもらったし、、、」
「!!しまったぁあああ!!それでよかったんだっ!!つか、そっちのほうがよかったああああ!!」B
そこまで嘆くほどの???
「いや、だって、、そのうち結婚して子供出来たらココじゃ狭すぎるし、、」B
「そんときゃまた村長にお願いして作ってもらえばいいじゃないか」泉さん
「あ、、そーっすね!!♪!!」
こいつ、、、
韜晦してるって話だったが、、天然じゃね?
話を訊けば、村営の魔法学校になるという。
んじゃ、子供学校で教えればいいのに、と言うと、
ポン!!と手を打ち、、
「そーですね!あとでそんちょに言って見ます!」
こいつもそんちょも、、、
「まぁ、大人にはココが役にたちそうだな」泉さん
「えー、大人はなー、、」B
「なんだ?嫌なのか?」
「ええ、、子供は魔法覚え易いんですけどー」
「あー、、そういうことか、、獣人の大人は?」
「まあそれなら、、」
こっちも客確保できそうである。
うん、ホンモノの魔法少女誕生も近いかも知れない
「ホンモンって、どういうことかな?」泉さん
「だって、中身おっさんだとパチもんじゃん」俺
・・・・・・・・・・
・・・
「・・いーんだよ、、夢を与えるんだよ、、」泉さん
誰からそーゆーの聞いてくるんだろう?
「・・・・・魔法少女向けというか養成コースもいいかもなぁ、、」
ろくでもないこと考え始めたB
小館村のイメージに、も一つ加わるのか?
魔法少女量産村とか?
今までのよりマシかもしれんが、、、
「モフ神と同程度になりそうだな」泉さん
ああ、信者とかできちゃうとか、、、
ちっげーよっつ!!!そんなのヲタさんだけだよっつ!!!
つか!あの人この村に出入り禁止にしなくっちゃ!!!
「だな、そんちょに言っとくわ」泉さん
よかった泉さんがヲタさんのことを理解しててくれて!!
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