第255話 後後130 魔法使いとは


今日も元気に朝一番から鍛錬に。

鍛錬中、どーやったらさぼれるんだろうか?しか考えていなかった。

そんな奴、この中で俺しか居ないだろうな、、と思ってると、

あ、ツッコミ姫とも目があった。

なぜ姫が鍛錬に出ているのさ、それこそ堂々とさぼれるだろう?


あの目は

「そんなに旨く済めば今ココに居ないよ」と訴えていた。

となりで姿勢良く剣をビシッ!!とか振るっているおっさんを見ると、

一心不乱剣である。ドラゴのフラン剣。ドラン剣。

なるほど、こうやって新技名ができるのか!!


かのドビッシーは言ったそうである。

サボろうと思うから、願うから、だめなんだ。茶房オルトに行けばいいだけだろ?

さすがパン屋の隣のタバコやの跡取り息子である大山田ドビッシーだ。

ただ、残念がだこの村に茶房はシューレ茶屋しかないのだ。まだ建設中だけど。


そうやって無心で鍛錬に打ち込んでいたらw,いつの間にか気を練りはじめていて、

お、俺もそこそこできるじゃん?と、僅かに掌がこちょばよくなるくらい気が出ているの?みたいに。

「あ、」いつの間にかそばにロク狼がきていて、声を上げた。思わず見ると、なんか手からビーム出てた、一瞬で止めたみたいだけど、

「こまっちゃいますよね、えへへへ、、」

なんか失敗したように困った顔でこっちに笑いかけるロク狼。


「・・・・・すごいね?何?魔法使いになるの?」と訊いて見る。

「え?いやだな、人狼は狼ですよ?」

「いや、かんけー無いから?」


なんか魔法使いを、、、何だと思っているのか今度みんなに訊いて見ようかな


鍛錬後に多くが汗流しに風呂に行くので、そこでガクは少しリサーチしてみた。

ざっくり言うと、魔法使いの上位互換が大精霊、とか思っている感じ。

ハエが大きくなったらセミになる、みたいに思ってる感じ?

カナブンが大きくなったらカブトムシになると思ってるとか、、よくあるよね?

魔法使い族みたいなのが居て、大長老が大精霊みたいな?とか思ってるのかな?


そいえば昔うちに遊びに来てた2つ下のいとこの子が、「ぼく大きくなったらアメリカ人になるの」とか言ってたな。

その後中学入ったら金髪モヒカンになってたんで、「お!ほんとにアメリカ人になったんだ!!」とか言うと、

「いやだなぁ、、まだ覚えてたんスカ」と笑ってた。

アメリカ先住民と移住の白人とのダブルのつもりだと思ったのだが、、違ったようだ。

金色系ウルトなメンだったのかなぁ、、

よくギター持ってぎゃんぎゃんびゃんびゃん鳴らしてビーム!ビームっ!!とかネックの先でなんか撃つようなカッコしてたし、、、


(うん、それはそれでなんか他の話ができそうである。孤独なウルトな人は・・・とかいけるか?)


そのように、誰もがよく勘違いするもんである。

まぁめんどくさいんで訂正していないけど。

どっちも外見、似たようなもんだからね。


朝食時、泉さんにそれ話したら

「俺も今ひとつわからんなー、魔法使えるから魔法使い、ってなら日のいずるの獣人の多くは皆魔法使いになるんじゃね?」

「多分、魔法使いを職業としている人が魔法使いなんじゃないでしょうかね?」俺

「・・・・どういうことするんだ?」


「おーい、そこの魔法使い若い衆!どーなのよ!」と振る!

「えー?僕らは、、なんか師匠の下についてそのまま魔法使いってなっちゃったし、、この間のロボ作りでも大聖霊様がほとんどやっちゃったからろくに仕事していないし、、、ほんと、何させたいんでしょうねぇ?」

「・・このように自分たちでも仕事ねーよ、って言ってますが」

「・・・いざっつーときの、、、へそくりみたいなもんか?」

例えが微妙、、、


「あ!でも、ここで皆に魔法おしえているじゃないですか!!それが魔法使いの仕事かな?」B

「おう!そうだな!俺の師匠も俺達弟子に魔法を教えるのが仕事だったしな!!」C

D,Eおおきく頷く。


「まぁ、教えてもらって役に立ってる(火を付けたり、水出したり、少しだけ明かり点けたり程度)からいいけど、それが無きゃ「もうそれ以上は!」

と俺が止めた。まずいっしょ。


「オタスケマン的役割が、本来の魔法使いの立ち位置でしょ。」と思い出した俺。

漫画やアニメではどーだったか?を思い出していたらやっと辿り着いた。


「あーなるほど、、」と若手たちは納得していた。

メシを食う手が止まっていたんだが、その納得がうまくハマったらしく、がんがん食うの再開している。うむ、よしよし!


「時に、ウチの獣人たちって、素質在るの多そうか?」俺が若手たちに訊いてみる。

「あー、、ひとと比べればいいですねー」

その程度すか、、


「ロク狼がなんかすごいんじゃね?とか思ったが、、、」俺

????皆まだロク狼知らない様子。


「あー、気がかなり強いよなあいつ。でもまだ制御できないんだよー」泉さんが知ってた。

「ビーム、、出してましたよ?」

「え?、、、変身なしに?」泉さん、魔法少女の変身のことだ。

「ええ、スのまま」


なので、あとでロク狼を捕まえ、泉さんと若手たちで鍛えようと話している。

ごめん、でもロク!チャンスだ!!がんば!!

なんか生贄候補にしてしまった気持ちが強いガクである。


そーいや、この若手軍団、人間に見えるよな完全に。まったく尻尾出さねーし、、獣人じゃないのかなぁ?

人間に魔力かなり多いのなんてほぼ居ないって話だし、、農国の人も獣人の魔法使い出すとか言ってなかったっけ?違ったっけか?

まぁ、、自分でいいたくない種類なのかもしれないから訊くのもなんだし、、ま、いっかー


ばんばん魔法使える人型は、実は精霊とか、実はドラゴン、とかばかりしか知らないガク。

あと「特例」として魔剣使える泉さん。精霊も認める「特例人間」だ!  ww


そんちょが魔法使いのマネッコして村の皆をおちょくったときから(第三話)、今は目の前にホンモノの魔法使い達がいる。なんかとんでもなく灌漑深いなー、そう思うと。思い返してもあんときのそんちょにはムカつくけど!w(その頃村の灌漑していたからね!)


ま、いろいろあったね! (いや、まだまだ終わりじゃねーっす、と思う、、)

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