第253話 後後128 リハビリ


その日は朝食後村をブラブラしていたガク

前方に太狼が見えた

「た・・・・ちがう、、、」

太狼はもうおっきくなているはず、、


誰だ?

近づいて、

「よお!」

「あ、ガクザン!」

どこぞの絵師か?筆師か?


「いや、ガクさん、ですけど、、、まあいい、、お前は?」

「はい、6狼です!」

「太狼んちの子?」

「はい!太狼は兄です!」

ふーん、間に4人いるのか、、、


「あいだの4人は?」

「二子と三子と四子と五子ですか?」

「あ、いや、いいや、、、」

まぁいいけど、、でも親に一言言っとくかな?


ロクロー、おかしなろくろー、とかいうのが主役のアニメあったなー、、ぶらっくでなぐなれる?ぶらっくらぐー?なんかそんなだったかなー、

とかふと思い出す。

アレ見てて思ったよなー、乱射しているって、あの手のだったら百円玉とか五百円玉とかばらまいているのと一緒なんだよなーって。ホローポイントならその倍以上だし、、しかもその値段は最も安いアメリカでの値段で。

まぁこの世界に全く関係ないけど、、w


いや、刺し身食って落ち着いたはずなんだが、まだ溜まってるのかなぁ、、

でも原因は主にあの世代の者だと思うかも知れない、、、

あれと何日も一緒にいたのが主な原因かもしれない、、、

でも、

元の世界にいたら、あーゆーのがわさわさいたんだよな、、恐怖でしかねぇ、、、


そう思うと、今の自分がいかに恵まれているのか!とか思えるようになった。しかも通常は遭わないのだ。

まとも、、ともいえぬが、少なくとも逝かれては居ない人びとのみなのだ!いつもは!

よかった!俺幸運!!


よしスイッチ成功!!


ロク狼がこっちをじっと見ている。

あたまをなでなでして、(しっぽ出してぶんぶん!)

「よし!おまえ暇なのか?狩りにいくか?」

「はいっ!!」

狼は狩りが好き!


部屋に戻って剣を持って、ロク狼と森に向かう。

畑中の道を過ぎゆく

緑ナス運ぶは萌の子狼達


「あ、ガクさーん!」

Bである。

「あれ?一人?」

「ええ、みんなばらばら。というか、三人は学校行って眺めてます」

「・・一応訊くけど、、何を?」

「子狼達!」

「・・人間形態だろ?」

「いや、先生に撫でられた時とか、ぼふ!って尻尾だしてぶんぶん振るでしょ?」

「・・・それ、わざわざ見るの?」

・・・・・・

「あたりまえでしょう?そんな貴重な映像、生で見られるなんてもう生涯ないでしょ!!」B

・・・・・・


「で、んじゃ、なんでおまえはここに?」

「いやだなぁ、、ボクはもうこの村に住むからいつでも見られるじゃないですかー」

そうですか、、きまったんですか、、君の中で


んじゃいっしょに狩る?って訊くと

狩る!ってんで、一緒に逝く。

うん、団子なしのももたろーみたい。


Bはロク狼をなでてはぼっふ!!をさせて喜んでいる。

まぁ二人共うれしいんだからいいことだろう。


この3人か、、んじゃさしずめ俺の役割はタンクかなー

などと連携とか考えながら歩いていると、森。


「んじゃ、俺が惹きつけるから、ロク狼、襲えよ?、でBは支援でよろしく。」

「はい!」

「りょーかい!」


がさごそがさごそ

いないね?ロク狼、においとか、しない?

んー、、もっと先?

んじゃ走るか

ダッツ!!しゅーーん!

「まってぇえええええ」

狼に変態しやがりました!

魔法使いも魔法で行っちゃいました!!


ぐぎゃごおおおお!!!

奥から聞こえる魔獣の断末魔!!


はぁはぁはぁはぁ、、とたどり着くと、もう残るのは残骸のみで、、

「おーい!どこだあーー!!」

「「こっちでーす!」」、ともっと奥から聞こえる

おめーら泉さかと!!



結局3体倒したけど、俺が見れたのは残骸のみ、、闘いすら、見ることすらできなかった、、

「・・・君達、、はやいね?」

「はい!!」元気なロク狼

「・・ええ、まぁ、、その、、」Bはわかってる感じだ。反省しているのがまぁ、、許すしかなかろう、、


魔獣は食べられる系だったので、Bのストレージにしまって持って帰る。

「ほかにもいましたが、食べられないやつだったんで」とロク狼

選んだそうな。えらいね!


数在る桃太郎の伝説の中で、俺が最も楽した、というか、全く闘わなかったなんて、他に無いだろうなー。

指揮官桃太郎!とかなw戦闘能力ほぼ無いんで指揮官に奉られて後方に放置されてんのw

もちろん皆はいはいいいながら、でもその指揮なんか無視で、現場の信頼できる者の言うことに従ってw


まぁ、、いいけどね。


参加することに異議が在るとか、素晴らしいことを述べた者もいたようだが、、

仲良い皆でのイベントは参加しないとおもしろくないよね、、今回も参加しないよりしたほうが幾分面白かったし、、暇つぶしたし、、


今度はなんかんときに大田さんが参加することに異議をとなえよう。


などとわけわからん方向に向かいながら、Bがなでなでしてロク狼がぼっふ!してるのを愛でながら村に帰る。


団塊ウイルスの人間の精神破壊力は凄まじい様子だ。ガクは立ち直れるのだろうか?!

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