第229話 後後104 マクベスの拠点範囲


「で、お前はなんで?」

とシューレがマクベスに訊き始める。

「いや、、ここら一帯が俺の本拠地だし?」

「ああ!だから美味かったのかー」

だろう?と誇らしげなマクベス


「魔導冷蔵庫も廉価品開発してな、、料理の幅が広がるようんしたんだぜっつ!!!」

「うむ、聞き捨てならぬな、いくらなのだ?」

俺らも聞き耳立てるっつ!!!


「金貨3枚くらいじゃねー?一番小さいんで。食堂で使うようなのは、さすがにでかくて良い魔石使うんで大金貨3枚くらいになっちゃうだろうけど、、」マクベス


(おい、今武国では魔導冷蔵庫っていくらくらいなんだ?)泉さん

(、、忘れた、、、いくらだったっけ?なんかお邸買えるくらいだったと、、)俺

(おい、誰かウチの国での値段しってるか?)魔法使い若者1

皆首を振る


「まぁ、、半値ほどか、、、」とシューレ

そうなのか?半値?シューレさんいっぱい買って向こうに送ってくれないかな?


「作りかた、教えろ。」シューレ

強引に出ましたな、、、

「あ?わかるの?シューレに?」びっくりのゴンザレス、ではなく、、、、、、、マクベスだ!


「バカにするな?先程も言ったろう?巨大ロボ100体だぞ!」

「まぁ、、そうか、、、いつの間にか、機械にも強くなていたんだね、、うん、うん、、」しみじみなマクベス


「あの、マクベスさんとシューレって、同期とか?」俺、訊いてみる

「あー、、マクベスのほうが長いんだったよな?」

「ああ、うん、シューレの倍くらいはあるんじゃないかな?」マクベス

「でもこいつ、なんかあっちこっちぶらついていて、、成長が遅いんだよな極端に」シューレ


「その分長生きするんじゃないか?」マクベス

「・・精霊が寿命で死んだって訊いたこと無いな?」シューレ

「ああ、俺も一度も無いな!」

不死?


「まぁ、死ぬって言ってもひとみたいにじゃなく、消えていくらしいが、、、」

「うん、そういう話があるんだから、そういう事例はあったんだろうとは思われるんだけどね?」

「「だから不死ではない」」


・・・・・・多分、ってつけろよ、、、


あっはっはっはっは×2


「ほんっと気にしないんだなぁ、、」泉さん

「ここまでだと見習いたくても無理な領域だよなー」俺

「見てて和みますな」大田

・・・・・そうか?と俺と泉さん


若手は、大田さんの意見支持らしい、、

古い世代と現代っ子かっつ!!!


で、次はどこにいくんだい?と訊くマクベス

いや、あてどなく、、(シューレ)


困るな?(俺と泉さん)

太田氏と若手達はおもしろけりゃいい系なので、、何も思わないらしい


それからの話を訊いていると、なんかココの大陸はさほど広くなく、俺らや西の半分くらいのようだ。

なので、残りは幾つかの中規模と小さい国家があるだけだとのこと。

「全部俺の拠点だぜ!」マクベス


シマ、とか、支配領域、とかいい直したほうがいいと思います。


「ちょうどよかったな!何、私はあのくっそ不味い国を貰ったんでな、、ついでにこの大陸を支配してもいいよ、って言われててなぁ、、あのクッソ不味い国おまえにやるわ。責任もって燃やし尽くしてくれ」

シューレ丸投げどころか押し付けたっつ!!!


「だが断る!!、あれだけは、、そーしょーもなかったんだよ、、美味いとか不味いって、わからない、んだよ奴等、、、」マクベス

意外な真実!!


「んな生き物いるわけなかろう?・・まじ?、、」

シューレ、一応言ってみました的に反論しておくのがお約束だろう、みたいに、、でも信じちゃう


「おう、、さんざんトライしたんだよ?でもな、、量が多いほうがうまい、って意識しか無い、の・・・」

「豚でもうまいまずいを判断するんだぞ?」

「うん知っているよ?でもそうだったんだよ?いろいろ場所変えて、人変えてやってみた。誰一人として、旨い料理を選ぶ奴いなかった」


「奴等の美味いは、僕らの不味い、なんじゃないですか?」若手2

「おう、そう思っちゃうよな?それも試した。あっちの不味いメシを同じ方向にもっとまずくしてみて、量を同じにして、更にいうまいのも一緒に出してみた。食べ比べさせ、何が気に入ったか、を選ばせた。ほぼ同数になったんだよ。どこでも、年寄りだろうが子供だろうがどいつもこいつも!」


「味覚がないのか、、、」シューレ

「と思うだろ?すっげー濃いのを出したら、ぺっぺっぺ!食えねぇ!とか言いやがってよ、、」

皆不思議で仕方がない。


「果物とか、どうだった?」

「どれでもいいみたいだな、食いやすく量が食えるのがいい、らしかった」

「また量か、、、」


「イナゴみたいだなぁ、、」

「あ、そーかもな、、あれも食えないもんあるもんな」マクベス


「んじゃ、おまえ、あの国の周囲に山岳地帯作って囲っちゃえよ、、西の国じゃそうしていたそうだぞ?」シューレ

「え?隔離するのに山岳作るの?」

「ああ、やってたらしい。で、めでたく先日勝手に滅亡したとのことだ」

「ふむ、、、やってもいいかな、滅亡してくれるんなら、、海側も山岳にして海に出られないようにしよう!川も無くし、出口の無い湖だけにして、、水草いれときゃダイジョブだろ、、」

金魚鉢?


まぁ、海を汚染させないようにしてくれるのはありがたい!!汚染水を海に流されたら、今度こそシューレはまじ消すよな、一人残らずw


「んじゃー、残りのまともなとこと、私のいるとこで、敵対しないようにしてくれよ。面倒は嫌いだから」

「おう、俺もだよ。各国のアレに言っておくわ、守らんとメシ極マズにするよ、ってな!」

「ああ、それいいな!」

やめてください、、まぁウチの国はダイジョブだけど、、つかうちの大陸はドコもダイジョブだけど、、


「食い物がマズイ国なんか、住む奴いなくなっちゃうよなぁ」泉さん

「普通そうですよね」

「あ、あの有名な某英国か、、」大田さん

「そうっす、、」

「まぁ、ファーストフードとかあるし、、食堂でも野菜のスープとか食える程度だったし、、パンとかも思ったほどまずくないし、、逃げ出すほどっていうわけでもなかったかな?」大田氏


「行ったこと在るんスカ?」

「少し海外ふらふらしてたことがあった」

へぇ?意外?でもないか、、、そんな感じだと言われりゃ、そうかな?


「ひっぴーな感じで?」

「それほど歳じゃないし、、そんなカッコだったら西欧だと迫害されちゃうぞ、、」

うわ、、


「なんだ、お前たちの世界ではメシがマズイ国があったのか?」泉さん

「・・うまい飯が無い国、程度でしたけどね、行って見たら」大田氏

そんでもいやだな、、と泉さん


うんうん頷く若手達。


幸せの基準に、メシってでっかい比重なんだなー


で、今日はここを見て回り、明日からマクベスが引き連れてくれることになった。

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