第198話 後後73 近隣2カ国目 ここも女王?
翌朝、
朝食を頂いたあと、
出発の馬車が増えていた。
「私達もご一緒します」と吉丸さんとマシマルさん
当然、女王様もだよな?彼らがお付なんだから。
いーのかよ?国王達がみなして国空けちゃう?
っても、
こっちじゃこれが普通なんだろう。
最後の国に着いた時は、どんだけになってるのだろうか?
国王団体様御一行。
もう、逆に期待しちゃうね!!
あ、
「領主様!国王達って転移魔法使えるんで、ウチの高速馬車持ってきてもらったらいかがっすかね?」
と領主様に懇願の体な俺w
「今から、と言っても、、そうだな、、ほしいよなぁ、、んじゃ少し待て、ド王に話してみる」
と領主様は3人で談笑している中に入っていく。
ほどなく、領主様とヒ王が消えた。
向こう時間だとしたら5分ほどだろうか?
2人が現れた。
で、ヒ王が、、、なにあれ?
なんか、黒い球体みたいな?
もしかしたら、いわゆる異次元のポケット?ストレージ?見た目ブラックホールにしか見えないけど、いやブラックホール見たこと無いけど、物理的に見えないらしいけどw
あ、どしゃどしゃって、馬車3台出した、、、すげー収納力?なにあれ?超便利?
あれと転移ありゃ、一人運送、世界どこでも、積載量ものごっつありまっせぇー、とかだよなー
いや、銀行の金庫の中にいって、、っていまどき金庫の中に現金無いんだったっけ、皆バーチャルでいろいろアレなことばんばんやってるんだったっけ、今更どーでもいいけどw
などと、少し現実から逃避気味になってしまった、なんか最近いきなり魔法がすごく出てきたんで、脳がついていけてない、、、
物理組ぃい、負けるなぁー!!!がんばれー!!!ほどほどにぃい!!
ーー
「おう!やっぱりウチの高速馬車は快適だなっつ!!!」泉さん
御者台に出なくとも酔わない。
泉さんの言うとおり、流石熊製馬車である!!!
「熊が小館にいて、まじ良かった、と心底思う今この一瞬!!」俺
「確かにだな!」泉さん
「ほんとにそうだのう!!」領主様
いくら俺のハンパなアイデアがいっぱいあったとしても、それを現実のモノにしてくれる者がいなければ、全く意味がないのだ。
熊は、一番最初の水車から始まり、トイレ、馬車、蒸気がま、を開発してくれた。その後、熊自身で、大田さんとかに巻き込まれながらも、様々なものを開発、しかも、最上の質が必要な場所でも、それに力を入れ、作り上げている。
「あいつこそ、チートだよなぁ、、、努力できるチート、、」俺
「チートというのが、未だ今ひとつ判り難いが、たしかにそうだのう、、、熊は、凄い、、」
領主様も認めるチート熊。熊人じゃないよ?ふつーの人間だお!
熊は、俺がこの世界に迷い込んでからの、一番最初の相棒、というところだろう。
俺を差し置いて、最初から始まって最も能力を伸ばした者ではなかろうか?
なんだろう?
この、、、、
おまけ?感?
熊のおまけ、、泉さんのおまけ、、みたいな立場だよなー俺、、、いいけどー、、楽だからいいけどー、、、
嗚呼早く帰ってモフりたいものだ!!w
「予定より早いので、昼食は王都に入ってからにします」
と野上班が伝令となって来た。
王様からの念話でいいのに?
「それよりも領主様?いくつか訊いていいですか?」
「おうよ」
「ド王、最初、近隣の国とあまり付き合い無いとか言っていたんですよね?」
「ああ、いとことか兄弟とかなのに、な。完全に我々の意表を突くためだけの嘘だな」
・・・・・・でもそれを忘れ去って途中でばらしてしまう辺り、、
「やっぱヒ王のいとこだけありますね」
「まさにそうだな」
・・・・
結構凸凹道で、馬車は高速で走っているのだが、流石小館製馬車、車内で話ができるほどである!!
「それから、転移、先程のこの馬車をとりに行った時、転移門出しませんでしたよね?」
「ああ、直に転移していたなー」
・・・・・・
いらねーじゃん転移門、、、
いや、転移門を作るの得意、と言っていただけで、転移できないから門を作るという意味じゃなかったな、、
「どこまでできるんでしょうかね?」
「さぁ、、底知れぬなぁ、、、」
「で、ぼけつっこみ命って、、無駄遣いな気も、、」
「平和でいいじゃろう、、」
まぁ、そーですけども、、、
それから、空気も美味しく、馬車の揺れもちょうどよく、天気も良いので高速馬車の風が窓から入ってきてて気持ちよく、うつらうつらしてたら、、
「王都に入ります」
という声が御者台から聞こえた。
おお!とおもって窓から頭を出して外を覗くと、、
うわ!!
ひとの群れ?!大群衆?
え?
「歓迎!!王様達御一行様!!」
とか垂れ幕を群衆の最前列に発見、、
「なんか、王様達の歓迎の群衆らしいっす、、」
「ほう、、人気あるんだなぁ、、ウチの将軍様には内緒だぞ?」
「「承知!!」俺と泉さん
それだけ群衆がはての方までいても、馬車の進路を阻む者などおらず、、兵も出ておらず、、、つまり、群衆達、すげー、、、押したりするバカ皆無ということだ、、、、すげー、、、
「こりゃ、王様も、結構楽できてるんじゃなかろうか?」領主様
だよなー、、
資質からしてが違うんだと思う。
でも、山超えたら、アレ。
どこでどーなったら、、、
「あ、わかっちゃった、、、」俺
「何がだ?」泉さん
「山のこっちの者たちがすげーまとも、つまりいいとこを全部もってっちゃったんで、、、」
「ああ、向こうの奴らは出がらし、つまり、ろくでもないところしか残らなかった、ということか」
泉さん、流石よくわかる!www
「うまいことを、、しかし、事実見てると、そーとしかおもえんわな」領主様
でしょうともさ!!
なにせ
あの!!
残念なボケの神様!!
多分っ!!!
善き人々を作りました!あ!ろくでもないトコだけすんごくあまっちゃった!捨てるのも不可能!!必ずつかわねばなりません!!
んじゃ、山で包囲してろくでもない資質のみを使ったろくでもない生き物収容施設をつくって閉じ込めましょう!!
で、できたのが西の国!
だったんだろうよっつ!!!!
やっとわかったよっつ!!!うん!!!
しかも、ボケ神様のやりかたも、結構わかるようになってきてしまったよ!!!どーしよう!怖いんだけどっつ!!!
基本、いい人なんだけどねぇ、、好きだよそういう神様、、でもやることの「おまけ」になる部分が致命的なのが怖すぎるんだよ、、
キングでもここまでのキャラ見たことなかったよ、、、スティーブンに教えてあげたいよっつ!!!
馬車が停車した。
「王宮です!」
バタン、外から馬車のドアが開けられた。
領主様がまっさきに外に出る。
いつもいつも用心のために俺が先に出ようとしても、、、、、
武国流は、トップが真っ先に斬り込んでいくのだww
そこで、ド王達の前にいたのは、、、
「なんだあのキレイすぎるオネイサン?王冠かぶってるんですが?」
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