第197話 後後72 ド ヒ プ な王たち


ドラゴニア国王の名前はドラマンゴラ・フィリップス、正式名ドラマンゴラ・ドラゴニア・フィリップス

妹は、ドラミエール・プチドラ・フィリップス

で、

日のいずる国王の名はやっと明かされ、、ハワード・日のいずる・フィリップス


「えっと、あの、ご親戚にラヴクラフなんとか、とかいう名前の方、いらっしゃる?」俺

「「「おおお!!!なぜぞれお!!!」」」


名瀬其夫?誰だ?

うそです


「初代だ。人間形態に成れるようになり、人語を話せるようになった、我々ドラゴン人の始祖が、その名で呼ばれている」ド王


あー、あの人、こっちの人だったの?

んなわけねーだろっつ!!!

・・・

ともいえなーい!よね?ラヴちんが地球の人間だったって証拠ないし、、、

真実は常に明かされない!!


いや、、手抜きだ手抜きだと散々責められたんで、少しは気を利かしたつもりだが、全く抜きでしかなかったんだろうな。手抜きが身に染み付いてるんじゃないかなあ?

誰が?w



なので、

ド王は、ドラマンゴラ、

日のいずる国王は、ハワード

プチドラ女王は、ドラミエール、


略して

ドマン

ヒュー

ドラミ

だという。


それだと一部がもろなんでとてもまずいんで、

やっぱ

ド王

ヒ王

プ王

と呼ぶことの許可を貰った。


ちなみに、これから行くほかの国は?

って訊いたら

「行ってからの お 楽 し み ♪」byヒ王

とかのたまわりやがりましたので、まぁいいか。


ーー


ドラゴニアより小さい国。

なんか、もともと南部のデカイ国だったんだけど、兄弟で分けたって。

いいね、争うより分け合うってのは!


東武領といい勝負じゃないかな?大きさ、人口的に。

流石プチ!


でも女王様は真逆だけどなー。メガ?


そして皆さんドラゴンなんで長生きです。

20年ほど西の国を放置して気付いたら絶滅していたなんて、シーモンキー飼育しているの忘れてて本棚の端にプラの飼育セットを放置してて、ある日気がついたらからっからに乾燥していた、みたいな感じを普通にできるのは、うん百年も生きている時間の観念のゆるやかさ(いい加減さ)だからでしょう!


「あー、シーモンキーはもともと魚の餌で役に立ってるんだぜ?」ド王

はい、西の国と比べたら失礼なんっすね、、

でも、さすが長命、そんなことまでよくご存知?なぜ知ってるんだか、、



それから領主様は王様達と会談、というか雑談?お茶会?

俺達はプ王部下さん達と部下部屋でお茶会?立食パーティみたいな感じでの。テーブルと椅子あるけど。

お茶とケーキを食べ放題?いずみさんおお喜び?お代わりするけど、毎回微妙な顔な泉さんだ。


うん、オイシイことはオイシイし、今の武国産のケーキよりは美味しいし、、けど、農国のを知っているから、、、かな、、。

けど、ここに着くまでに見てきた田畑はやはりド国のと同様なので、食事は期待できるだろうな。

「酒もきたいできるであろう!」泉さん

プ王部下さん達もお酒スキらしく、泉さんと話が合っている。


あれ、、俺、そういえば、どーいう話がスキなんだろう?

いろいろやることスキなんだが、、、

多趣味は無趣味、みたいな?



ひましている人に話しかけてみる。

「こんにちは、武国のガクといいます。」

「ああ、これは!私は姫付きの、、いや今は女王さまだな、王付きの武官でヨシマールといいます。」

「吉丸さん?」

「ヨシマールです。」

「・・失礼しました、、うちの国にありそうな名前に近かったので、、」


「ほう、吉丸というのが武国名に?」

「ええ、まぁそれっぽいのだと・・」

「ふーん、それではお国にお邪魔した時は、吉丸と名乗りましょう!」

なかなかノル人だなー


吉丸さんはドラゴンとのダブル。父方がドラゴンとのこと。なのでやはり長命。王様が王女の頃からくっついているとのこと。

気になって訊いたら、女王様の部下達の多くは身内だそうだ。

「寿命の長さが違いますからねぇ、、」


なんかドラゴンにしてみりゃ、城に仕官してからあっという間に老人になり死んでいくってのが、あまりヨロシクないそうです。

「仕事覚えて、仲良くなって、そしたらもう引退して、あれ?と思ったら葬式なんですからねぇ、、」

カブトムシとかの感覚?


「まぁ、、俺らもそうだし、、、」

「え??そう、、なん、ですか???」吉丸

は?

「ええ、、人間ですが、、」?

「?、、そうですか?、ふーん??」


なんだろう?

「もしかしたら、最近精霊たちとの付き合い多いんで、そっちの臭いがするとか?」

う、精霊臭っつ!!とか思われてんのかな??


「・・うーん、、、どうなんだろう?王様たちならも少しわかるんだろうけど、、、」吉丸

「うんじゃ、アレはどーですか?」と、泉さんを指差す。

「あー、あの子も同じですねぇ、、どっちかというと、よりこっち臭い、、かな??」

おっさん臭いのが強い?とか?


泉さんは、横に座った女性?女子?と気が合ったのか、一緒にケーキを指してあれこれ言ってゲハゲハ笑ったりしている。

「あの、一緒に笑っている女性はー」

「あー、彼女も一族ですよ、やはり臭いで警戒しないんでしょうね」


警戒しない系なの?俺らの臭い?

おっさん臭じゃないんだ!??

よかったけど、、

あ!

「これっすかね?」

と髪留めを見せる。シューレに貰ったものだ。


「あ、精霊のだ。」吉丸

さすがよくわかりますねー

「精霊も、よく見つけるんじゃないですか?」

「はぁ、最近よく、、なんでか知りませんが、、、」

あっはっはっは、まぁわるいことじゃないですよ、と吉丸は笑った。


それじゃ、私達もケーキを貰いに行きましょうか、(吉丸)

それからケーキと茶を貰い、泉さんたちに混じった。

あと少しで晩餐になるという。


「おう!別腹だから食えるぞ!」泉さん

「私達もドラゴンだからいくらでも来い!ですわ♪」マシマールさん(泉さんと話していた女性)

うん、俺だけか、、、ひ弱な人間は、、、


ーー


着席型かな?と期待したが、

食いたい者が食いたいだけ食えるように、と、立食型晩餐会だとのこと。


「ウチの国は人間が多いから、あまり食べない人が多いんですよ」吉丸さん

「あまり食べないから寿命が短くなってるんですかねぇ、、」マシ丸さん

「俺は食うぜ?!甘いものと、食事と、酒、3つの別腹だからな!」泉さん


「泉は、もう違うもの、、」マシマルさん、やっぱ吉丸さんみたいなこと言っているが、気にしないでおこう。

特に泉さんは別物だからなー。



宴も進むと、、まぁ、、武国のと同じようなもんで、、つーか、、どこでもいっしょ?

隅っこで酒の瓶(1Lくらいの)持ったままごろんと寝てたり、

絨毯に座り込んで談笑?ゲハゲハ言ってる集団あったり、、

かなりどーでもいい感じになってる。


「うむ、ここもなかなかおもしろいところだな!!」

いつの間にか横に来ていた領主様

「なんか、この世界では、絶大な強者が上に君臨しているとこって、みなこんないい感じなんですかね?」

「だな、、絶大な強者で、性格が歪んでいるのは聞いたこと無いからな」

いいですねぇ、、と漏らすと


「こっちに来て、よかったんじゃないか?」

「大正解ですよ」


そもそも向こうには絶大な強者はいなかった。

奸智に長けた者たちの集団があっただけだった。

少なくとも、俺の記憶では、そうだった。

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