第190話 後後65 偵察で領都?侵入。 ブッチャーまさお
東武領の馬は強いと言われるが、、、
峠まで一気に登ってしまうとは、、疾駆けで。
よく死なないな?、、こっちの世界って、、、、
峠の、見晴らしのいい場所で休憩している。
眼下には素晴らしい景色が広がる!
「緑ですねー」俺
「おう、気持ち良いな!」領主様
野上達はあまり感慨ない様子?
人形態になり、干し肉食べて水のんでごろんとしている。
「空気もうまいっすね!何より匂い!!」
「おう、土と木々の匂いがたまらんのう!」
で、
「ここに、すんげー砦があったような跡があるんですけども、、」
「ああ、取り壊して2−3年くらいだろうか?」
「難民防止っすかね?」
「だろうな、、よほど嫌われていたのか?」
「危険だったとか?」
「ああそうだな、、あの生き残りが居た村も、隠していた感じだしな、、、」
なんか、西の国が結構ろくでもない奴らばかりだったよーな?
西部劇の時代みたい?
「なんで取り壊したんですかね?」
「まぁ、必要なくなったし、残しておいて悪党のたまり場になったり、敵の拠点になるのを恐れたんだろう」
ああ、なるほど、、でも兵士を配しておくほどの重要さはなくなり、余分な兵士も置きたくないってんで廃止か。
「んじゃ、あまり戦闘民族でもない?とかも考えられますね?」
「そうだのう、、この風景見る限り、戦闘好きだとしても、うちみたいなもんだろう」
・・・・・まぁ、、マシ?程度?つまり、平和好きな戦闘狂、かもしれない?
平和好きな平和民族であってほしいなー
「排他的でなかったらいいんですが、、」俺
「どうだろう、今迄が今までだからなぁ、、」
ああ、西の国で懲りた、って感じか、、、
「長年だった感じもあるからなぁ、、」領主様
「ええ、長いことだったんでしょうねぇ、、」
あそこまで自然を破壊できたのは、思いついてできることではない。何世代化にわたってずっと阿呆どころか結構キチレベルじゃなきゃ、できないはずだったろうよ。
「何世代もイカレタ奴らを国境の向こうにして、ガンバッてきたんですかね?」
「いやー、それだけでも頭が下がるな、、儂らでは到底できん。一気に滅ぼしてやるわ、、だろう?」
まぁ、攻国のときもそうでしたけどね?
「では、行くか」領主様
「野上、出発だ」俺
「はっつ!♪」
ーー
ぽっくぽっくぽっくぽっくぽっくぽっく
「精が出るねおっちゃん!」
「おお!最近は実りが良いからな!」
「そりゃいいこって、収穫が楽しみですな!」
などと、ゆっくり進みながら、農作業している者に声かけながら行く。
言葉は俺らと変わりない。西の国のなまった言葉ではなかった。排他的な感じもしなかった。
どっかでめんどくさがって手抜きしたやつがいる気がしたガク
「いやー、まじいい土だここ、、ここの農民、働き者ですわー、、これだけ維持できるんだからなぁ、、、」俺
「ガク、お前もわかるのか?」領主様
「ええ、泉さんもそうですよ。一度百姓やってりゃ、身に沁みついたことは抜けてないですね!まじ、実りも良さそうだ!ここはいい土地ですよ!」
まじ早くここの飯くいたい。
「多分、ここの飯、うまいっすよ?小館よりも美味いんじゃないすかね?」
「それほど実りが良いのか?」
「ええ、こっから見てもわかるくらいですからね!」
ほう、、
「田んぼがまだ見えないからわからんすけど、田んぼもコレほどよかったら、酒も美味いんじゃないスカねぇ」
「ほう、、楽しみだな、、、」
もう何しに来たのかわからない。旅行か、食通日記かよ?
ーー
街の入り口の門。
街の出入りの者達を小一時みてたら、誰も刀を差していない。いいね!平和って!!♪
なので、かわいそうだが、野上の部下ひとりに刀預かって貰って、その部下だけ林に隠れて居てもらって、
他の皆で街に入ることにした。
衛兵と話す俺。俺、渉外担当してますw
「旅行者です」俺
「まぁ、、(見た目)そうだわな、、で、全員でこれだけ?」
「はいそうです!」
「何しに?」
「飯を食いにっつ!!!」
「・・・えっと、、」
「ここの飯は美味い!って聞いてきました!!」
「まぁ、、うまいけど、、えっと、、、それだけの、ために?」
「は???それだけで十分でしょう!!うまい飯!それがどれだけ重要なことかっつ!!!旨い酒、うまい飯!!それを見つける旅をし、各地の美味いものを買い付け、国に送る!それがどれだけ重要なことなのか!美味い飯の国の人々にはわからんのですよっつ!!!」
「・・・を、をう、、、わかった、、入っていいぞ、、、」
「はい!ありがとうございます!で、何処の宿屋がいいですかね?」
「・・・・んまぁ、、メシウマなのは、、中央市場入り口のブッチャーまさお、かな?
酒がうまいのは、
「おい、酒はあの酒蔵がいいーだろ」
と、側の衛兵が言ってくれる
「ああ、ここから中央取りを行き、右に中央市場があるんで、その手前にブッチャーまさおがある。その路地を進むと、突き当たるんで左に行く、市場の裏手だな、するとすぐに酒蔵があるから、そこがうんまいぞ?」
「おお!ありがとうございます!!んじゃこれで失礼します!」
ーー
ブッチャーまさお一階食堂。
ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ
ふおーーー、まじぶっま”びべぶべぇ!!(ふおー!まじうまいですねぇ!!)
ふほう!ほれははぼうぼぼばぶ!!(おう!まごうことなく!!)
ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ
野上達は無言で、これまたがっついている。
俺らは周囲の目なんぞ気にしていない。
その食堂にいる全員が呆れて見ているのも気にならない。
それほど飯がうまいのだ。
(あ、やべぇ、、カネ、、この国のカネって?)
なので、野上に領主様をたのんで、俺は外に出よと、
「領主様、少しカネを作ってきます」と断って出ようとしたら、
「それじゃコレ持ってけ、」と、小粒の翡翠の原石をいくつか渡された
俺も小金になるようなもの持ってるんだけど、これは桁違いなのでありがたく使わせていただきます。
部隊の皆が飯食いにここに滞在するにもカネ使うしね!
翡翠なので高級な店が多くありそうな、中央通りを奥に向かって行く。
中央市場を過ぎ、少し行くと高級街っぽくなってきた。そう多くもないけど。
あ、発見。
宝飾品やさん♪
カランカランカラン、、
「いらっsy・・・」
おっちゃん、、人の身なり見て声とめるなよ、、
「原石を売りたいんだが、、」俺、慣れてて威厳あるような感じにしたつもりなんだが、、
「はぁ、、、それじゃ、、こちらに、、」
胡散臭そうにみられてるぅううう!!
小部屋
商談部屋だな
「どうぞおかけください」
遠慮なく、、
で、茶もでなさそうなんで、
「これだ、」と革袋からぽろぽろといくつかの小ぶりの原石を出す。
へっ!目つき変わりやがんのww
その身なりの良いおっちゃん、ポケットからルーペ出して見だした。
「これは、、、、どこ産ですか?、はじめて見ますが、、、」
「武国産だ」
「ぶ、武国って、、海の向こうの?」
「ああ、そうだが、、こっちには来ていないのか?」
「まだかと、思いますが、、」
「ふーん、じゃ、商売になるな?」
「まぁ、、これほどのばかりなら、、」
「この程度でいいのか?」
「・・・・」
結局結構いいかねになったようで、、だってまだこっちの物価しらないし、、
でも
大金貨とかいい出したんで、
「商隊の費用払うんで小さいのがいいのだが」
と、大きめの革袋いっぱいの銀貨にしてもらった。あと金貨は小袋にまんぱいあった。
その2つの袋を貰い、護衛を2人つけてくれて、俺は宿に帰った。
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