第172話 後後47 王都のカレーとか?
西に向かう船団の出港後、船団が西の国の海上迎撃を撃破殲滅してから泉とガクは船に転移することになった。
「会戦時でいいですよ?」と、戦闘に参加してもいいことを言ったが、
「海の戦闘では居てもあまり役に立たんだろう?危険は回避しとけ」と3人(将軍、領主、泉)に言われた。
自分の設計した戦艦の戦闘を見たかったなー、、、、
戦闘狂というよりはオタク系なガクだった。が、誰も言わないが、実は旗艦には大田がオブザーバーとして乗り込むことになっているとあとで知った。
で、3人でふつーのかっこして、領主様も一般人にまぎれて、王都のケーキとカレーを食べてみようということになった。
その時自分はその3人に入ってないと知った将軍。
領主様に泣きそうになって頼み込む将軍。
それを離れてみたいた福田氏。
「仕方ありませんね、、皆様、警護をよろしくお願いいたします。まだお世継ぎが小さいので」
と、領主様と俺と泉さんに頼み込む。
・・・・
世継ぎがそれなりになったらどーでもいーよ、と、、そうっすか・・・。
さぞ面倒くさい毎日を送っているんだろうな、と思わせる発言の福田氏
(誰のせいでここまでなったのかな?)領主はガクを見る
(だよなぁ、、戦闘狂なだけだった時は将軍してたもんなぁ、、)泉さん
(私はその頃を知りませんが、今でも戦闘に関するときだけはまともですからね、ほかのは、スピード狂関係とか、モフとか、外交とか、、、まぁ、、今までは無かったもの、らしいんですが、、それらでなんか幼児がえり起こしているとかしないとか?)とガクを見る
「あ、酷い、、他の人たちって、そんでも別におかしくなってないじゃん、、」俺(ガク)
・・・・・・・
(((ふむ、、、)))
「「「このひと(将軍)固有の資質か、、」」」
将軍が着替えてきたけど、福田氏と領主様と泉さんにダメ出しされて奥に戻っていった。
別にあれでもいんじゃないかなぁ?とかおもったが
「ちんどん屋と一緒に歩くと目立つぞ?」泉さん
「傾(かぶ)いているだけでしょ?」俺
「・・・・いや、、まぁ、、紙一重で、ちんどん屋側だな、おまえももすこし学べ?」泉さん
むつかしすぎる、、、
で、今度は質素な、、番頭さんモード?
髷が違うんで、、武士が番頭さんになったかな?みたいになっている
「「「うーん・・・・・・・」」」
「浪人みたいなカッコできないっすかね?」
「この髷で浪人?」
うーん・・・・
「まげ、折りたたんであたまにくっつけられないんですか?」俺
「できるじゃろそのくらい、、そうだな、そうしたらいけるな」領主様
で、早速。
時間かかるんで
俺らお茶して待つ。
「でも先程シューレのケーキ食べちゃったんで、街に出ても将軍様はケーキに感動はないですね」俺
「だなぁ、、カレーやシチを主に攻めるか?」
「ですねー」
それまで全く食べなかった領主様。
怖いので食べなかった。どうせ泉さん達が帰ってくれば一緒に食うんだとわかっていたから。それが領主クオリティ! 違うけど。
王宮の茶も茶菓子もそれなりに美味かった。高級品ではない。ここの日常は質素だ。外国から賓客が来たときだけ本気出すw
でも、以前よりは安く、うまく、みたいになっている。福田さんはこういうとこまで見てるのかねぇ?って感じ。
それを感じ取った領主、
「皆福田に影響受けて、伸びているらしいぞ?」
というか、心読む戦闘民族怖いw(ガク)
仕上がり。
おお!
パチパチパチパチ!!!
「見事な、、、あー、、、金持ちの三代目?」領主様w
あー、そんな感じー(俺)
みごとにそれだな(泉さん)
ぷw(福田氏)
いや、中身を知っているから面白いんで、知らなけりゃそのものである。
ーー
将軍はギブアップしたいのだが、できない状態。
領主様がギブアップしていないから。
で、領主様は泉さんがギブしないので意地でもしない。
当の泉さんはよろこんで「お代わり!!ここ、うまいな!!」
俺はお代わりしない。
ココのカレーは、武国向け。
醤油と小麦粉を少々入れた「所謂蕎麦屋のカレー、給食のカレー、スキー場の食堂のカレー」だ。和風カレーだ。
うまいラーメンを食い尽くした後に、カップ麺を美味いといい出す奴なのか?泉さんは、、、
なので、二軒目から和風の場合は「すんごく辛くして」と注文。でも、武国人のすんごく辛いは、南部諸国の普通以下。
「あまいじゃん、、」と思わずぼそっとつぶやくと、オーナー料理長?の農国人に引かれた。
「あ、いや、、南部まわってきたからね」と言うと、納得していた。南部料理、”勇名”なんだね?
将軍と領主がいまいち厳しいのは、熱いものを飲まない。からだ。
思い切って飲めばいいのに、怖がって、、戦闘狂ってわかんないよねぇ、、バランスの悪さこの上ないよね?
辛いもの怖い、熱いもの怖い、でも10倍位の戦力差大好物で突っ込んでいくとか、、、
「いい加減に、これ、飲んでください。でないと別行動!!」
と俺引導!
うっ!!という顔し、
「ほらすぐ飲むと喉がやけどするから口の中でもごもごする!!」
ごっくん、、
・・・・・・
「お?」
ぶくぶくぶく、ごっくん
「おお!」
ぶくぶくぶくぶく、ごっくん
「おおおおお!」
子供?
「わかりましたね?」
「「ああ、よくわかったわ、、」」
と、2人はカレーの残りを食べ始めた。
泉さんは俺の真似してまっかっかにしてもらったカレーに目玉焼きを乗せたのをおかわりしている。
次に行くのだが、でも旅で胃袋拡張しまくったんで大丈夫だろうw
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